「小さく小さく」生きる
不動産業全般で見れば、別に一過性や流行性のある業種ではないが、その分急激に大きくなるというのは、難しいでしょうね。
「小さく小さく」生きる。
ことは、私のように、還暦越えの業者さんについて。
まぁ、社員さんを雇用したり、店舗を増やす必要ないですね。
現在の不動産業では、家内と二人だけでの営業ですけれど、不動産を始める前にやっていた「携帯電話販売店」では、5人ほど雇用していて、良いときならいざ知らず、特に悪くない月でも「人件費」の支払いには苦労しました。
それを思い出すと、不動産仲介店舗で(インセンティブ主体とはいえ)何人もの社員さんを雇用しておられる若い経営者は、偉いなといつも思います。
社長の役員報酬を削ってでも、社員さんに給料支払っている方、少なくない。
今年の6月に、天神橋筋商店街の1階路面店から、建物自体は一応商店街には面しているけれど、入口は面していない2階へ移転しました。
商店会費は、年間30万円がゼロ円に。
面積も半分ぐらいになったので、当然その他経費も減りました。
売り上げは?
今年の1月から5月の5か月間より、6月から11月の6か月間の方が、一ヵ月多いとはいえ、売り上げは5倍ぐらいになりました。
悲しいかな、こちらは「一過性」のものですけど、、、
要するに、私の所のような個人店で20年以上営業している所は、まぁ1階でも2階でも、さほど変わらないということでしょう。
属性の低い「一見客」の対応をせずにすむ分、気楽にもなりましたね。
親の面倒や孫の面倒を見るのにも、都合いいです。
幸い、サブリースをやっているから、まぁ「管理業」に近いというか、毎月ある程度の収益が見込まれるので、過去のように「仲介一本」に比べて、利益は低いけれども、一定額が計算できる。
だからこそ「小さく小さく」へシフトできるのかもしれません。
仲介専門だと、予約がない限り、毎月「家賃」などを含めたゼロどころか、マイナスからのスタートになりますから、高齢者には気が重い。
経済の原則で言うと、物価が上がり人件費も上がるから、必然的に売り上げを上げる必要が生じて、拡大するか多店舗にするかということですが、自分と家内だけのことですから、人件費を上げる必要ないし、下げてもそのうち年金入る。
なので「小さく小さく」で、生きていけますね。
今から投資して、失敗や持ち出しするぐらいなら「小さく」生きる。
男としてとか、関係ないですね。
それでなくても、40年以上働いてきましたからね。
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