12月は、半ば過ぎたら営業しません、、、
一例目は、比較的分かりやすいですね。
10年以上前になりますが、多少不動産の知識がある、ガタイの良い(私より年下だが)中年と若い女の子のアベック。
1軒案内すると「気に入ったから、手付を置いていく」と言い張る。
こっちは重説もしていないし、申込書に何にも書いていないのだから、どこのだれかも分からない人から、業法違反の金銭は預かれない。
「忙しく、時間がないから」と、無理やり置いて行こうとするのを断った。
大体、時間がないのに、物件を見に行こうとするのが、まずおかしい。
お金を預かったら「お宅、業法違反しているやろ」とすごまれるのがオチ。
第一、賃貸に手付も何もないですからね。
世の中「不動産業者に騙される」と考える人の方が多いけれど、どうしてどうして、不動産業者をだまそうとする輩も、決して少なくないですね。
案内中に、電話がかかったふりをする「寸借詐欺」もなくなりません。
二例目は、経験ある方も多いでしょう。
暮れに「追い出されて行くところがない」と、そこそこ真面目そうな風体の独身男性がやってきて、あんまり可哀そうだったから、知り合いの家主さんに頼み込んで入れたところ、年明けの1月から、そうそうに滞納、、、
情けをかけたおかげで、家主さんに対するこちらの信用を落とした。
本人に「裏切る気」がなくても、やっぱり金がないとこうなる。
一旦入ってしまうと、なかなか出て行ってもらえないから、「面倒は入口で防ぐ」というのを、この時学習したおかげで、微妙な案件は、それ以降全部お断りしていますが、結局それが良かったようですね。
目先の手数料を追いかけて、その後数か月面倒を抱えるぐらいなら、最初から相手にしない方がいい。
一年を通して、属性の悪いお客さんは来るけれど、年末は特に多い。
なので、私のところは、師走の真ん中過ぎたら、営業しないですね。
特に、今年は6月に1階路面店から2階に移転したから、「一見客」が皆無になったのですが、看板出してないし、来ないのが当たり前です。
店舗・売買と「元付け」だけやることにしたので、売り上げが減るか?と思いきや、別にそんなことないですね。
以前から、天六や南森町のチェーン店さんに押されてましたから。
地元の個人営業店舗は、ますます生き残りにくい時代になりました。
だからこそ、目先の手数料に惑わされないことでしょう。
今の時代「家賃保証」があるので、見極めについて、多少はマシですが、、、
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