2023/01/23 8:00:04
どうする?役員借入金、、、
23年前に会社を設立したのですが、当初から計画通りの売り上げなど立たなかったから、比較的高給取りだったサラリーマン時代の蓄えをつぎ込んだ。
それが「役員借入金」ですね。
会社から見たお金なので「借入金」になるわけ。
長い間に、ちびちびとではあるけれど、それなりの金額になったから、正直簡単に返済できないのですが、一人社長とか家族経営の場合は、「会社にお金を貸している」方も、結構おられるでしょう。
遠い過去のお話になりますが、友人のところは、法人組織の土建屋。
ダンプなんかも、そこそこの台数を保有しておられ、親父さんが代表者で、会社に数億円貸し付けておられた。
ほどなく親父さんが亡くなられたのですが、「役員借入金」の数億円は、個人の相続財産になりますから、まぁとんでもない相続税がかかる。
現金なら問題ないけれど、中小企業の「役員借入金」なんぞ、その状態がずーっと続くだけで、返済なんぞは見込めないこと、多いでしょう。
まして、短期間に完済するのは、不可能に近い。
繰り返しますが「役員借入金」は、相続財産で、相続税がかかります。
うちは、相続財産などないし、かき集めても「非課税の枠内」ですから、関係のないお話なのですが、前出の友人のような環境の「小金持ち」が、周囲に結構な数おられるので、他人事ながら「役員借入金」をどうされるのか?
心配はしないが、興味があるところですね。
ゼロゼロ融資を引っ張ってきて、ちゃっかり「役員借入金」を返済し、会社には金融機関からの負債だけを残すように切り替えた方、おられるかも。
いずれにしても、「会社を存続させるため」に、自費を投入して、何とか引っ張ってきたけれど、今後は、その処理が問題ですね、、、、
お問い合せ