2018/10/18 9:20:41
「少額訴訟」の講演依頼
去年の初めに、商店街組織の依頼で「少額訴訟による商店会費の回収」というテーマで30分ほどの講演をしてきたのですが、今回は公的団体からの依頼により、同様のテーマで再び講演することになりました。
家賃滞納や商店会費の回収で二桁に近い程度の訴訟経験しかありませんけれど、経験者であることは間違いないし、商店会費の滞納で困っている商店街組合も多いので、毎回無料どころか交通費持ち出しですが、お引き受けします。
少額訴訟は裁判所のHPを見れば、丁寧な記入例がアップされているし、事前に相談に言ったら事務職が親切に教えてくれる。
なので、普通の人でも(法律行為に関わっていない人)比較的簡単ですね。
が、誰でもできる訳ではありません。
負け戦は、初めからしない方が良い。
証拠集めが下手だったり、相手方とのやり取りで押されるようでは負ける。
それは弁護士でも同じです。
過日、知り合いが「勝てる要素満載」の裁判で敗訴したのですが、担当弁護士があまりに無能だったのが原因でした。
上訴審では、弁護士を変更して簡単に勝訴となったのですが、人によって結果が変わるのは、同じ選手で戦うプロ野球の監督にしても同じでしょう。
商店会費の少額訴訟を経験して良かったこと。
一番は「入り口で将来の未収を防ぐ」のを学習したことでしょうか。
裁判にならないように。
なっても必ず勝てるように。
今の商店街の事務手続きはそうなっていない場合が多い。
そこに気づいてもらうだけで、講演を聞いてもらう価値があると思います。
時間がとられるとか、恨みを買うのは理事長である以上仕方ない。
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