会計監査で思うこと
不動産協会の監査は、「監査」と呼べるものですね。
それも、理事会で予算と使途が厳密に決められているからに他ならないのですけれど、地域団体はどうか?
私は「監査委員」ではなくて、「監査に立ち会う」だけですが、大抵の監査は「領収書があったらOK」という感じですね。
特に地域団体では、その傾向が強いように思います。
社団法人とか組合法人化していない、町会団体などは、一般の町会員が「帳面を見せてください」とは言わないでしょう。
知る限り「領収書があって、帳面と合っていればOK」
私に言わせれば、これは「監査」ではありませんね。
使途が適正かどうか?
それを判断するために、それなりの監査委員が選ばれている筈です。
時間がない?
だったら、四半期や半期に一度でも、帳面と領収書を付き合わせれば良いでしょう。
それを、期末の1日、その中の1時間内外で済まそうと思うから、事務員さんでもできるような、「数字のチェック」に終始している。
別に「不正がある」と言っている訳ではないのですけれど、電車で十分行ける所のタクシー代だとか、「余分な出費」は、必ずあるでしょう。
役員だから、それで良いのか?
そういうことですね。
各種団体の役員というのは「ボランティア」ではないでしょう。
自分達の地域や業界を良くしようと思っている訳ですから、活動は、自信の生活や事業に反映される。
無関係な他人様に無償奉仕する「ボランティア」とは違う。
なのに、「ボランティア」と言う人、思っている人が多いのには驚きますね。
奉仕活動の一環には違いありませんが、「結局は自分のため」です。
であれば、人に指を差されない支出を常にして欲しいものですね。
「これぐらい良いだろう」は、結局際限がなくなりますから。
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