2011/05/30 10:22:45
被災地から貰ったもの
被災地へ送ったのは、分相応の義援金だけしかありません。
貰ったものは?
子供の頃から親に言い聞かされていた、
1,国の恩
2,社会の恩
3,親の恩
を、改めて心に強く刻み込まれたことでしょうか。
「国」が安定して、しっかりしている(かどうか異論はあるにせよ)からこそ、各種復興施策が実行されるし、日本に限らず全世界が、いわゆる社会が暖かい支援をくれる。
私の所属する商店街では、経理担当役員が緊急に長期入院することになり、商店街のお金を預かり処理する以上、代わりは「誰でも良い」という訳にはいかないし、実務能力の点でも同じ事が言える。
過去、私自身経理担当でしたから、当面理事長職と兼務して、毎日の出納にも携わるしかないでしょうね。
別に、大したことはない。
多少時間を取られるだけのことで、「家や家族を取られた」被災地の方々に比べれば、全く「取るに足らない程度」の荷物でしかない。
いつ死ぬか?考えたら、「邪魔くさいことを後にする」とか「この程度でいいや、、、と力を抜く」のは、もう止めようと思う。
意志の弱い人間ですから、いつまで続くか分からない。
けれども、日本の基幹産業の主要な部分を担うような、大切な人たちでなくても、我々のように「代わりなどいくらでもいる」レベルの人間であっても、「もう一度、全てに真剣に取り組もうか」という人が増えれば、必ず社会全体がレベルアップしていくことでしょう。
子供が「もっと勉強しようかな」と思うだけで将来が変わるように。
被災地から貰ったもの。
私にとっては、「無言の叱咤激励」でした。
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