虐待通報急増を喜ぶ
犬猫でも、親は自分を犠牲にして子育てするのに、虐待するとは何事か!という論理もありますし、「虐待は悪である」という大前提もありますけれど、中には「一片の同上の余地」がある場合もある。
お母さんの病気などは、その代表ですね。
私の会社員時代は、出張が多くて、2歳児と0歳児を一人でお風呂に入れたりと、当時20代だったウチの嫁さんは、よく頑張ってくれましたから、今でも全く頭が上がらない。
その代わり、家にいる時はおしめも替えたし、毎朝出勤前に自転車に乗せて電車を見に行ったり、虫取りをしたり、砂遊びをしたりしたものですが、そういう事はどこのお父さんでもやっているけれど、「たった一人で食事から入浴から全て」をしてくれた嫁とは次元の違うお話でしょうね。(相当ストレスも溜まっていたことでしょう)
病気にならなくて良かった。
で、虐待通報です。
疑わしきは通報するべきですけれど、通報を受けた担当が、まずどれだけ動いてくれるか?と言う問題もありますね。
「見逃し」とか「手遅れ」は、もう聞き飽きたぐらいですから。
従って、まずは担当職員や部署の問題ですけれど、これは自治体の人事異動の時に、精査検討すべきでしょう。
どれだけ適材適所の人事異動ができているか?
事は命と日本の未来に関わります。
それなりの人物に担当して貰わなくては、肝心の「通報」(近所の人としては、勇気がいることでしょう)を活かせない。
平行して「防止策」は当然考えられるべきでしょうね。
過去のデータから、「年齢層」「職種」「家族構成」「学歴」「所得」「夫婦間年齢差」などなどから、傾向はある程度分析できるでしょう。
単純に、若くして(10代など)結婚した場合に、離婚率が高いというイメージがあるけれども、データとして整理された資料を私は見ていないので、何とも言えませんし、同様に虐待傾向についても、何にも知りませんから、まあ何とも言えないですけれど、私のお店の向かいはゲームセンターで、親子連れが当然来店します。
その中で、子供を「お前」呼ばわりする親、多いですね。
びっくりします。
私は、自分の子供に「お前」と言ったことはない。
嫁さんにも当然ない。
つけた「名前」で呼ぶ。
そして、「お前」呼ばわりする親御さんは、大抵他の言葉でも、「きつい」か「きたない」ことが多いです。
「アホか?」呼ばわりに、「行け、するな」口調ですね。
相手は幼稚園児かそれ以下の年令なら「行ってね」「したらアカンよ」と言うのが、常識だと思うのですけれど、現実は違う。
虐待は連鎖すると言われます。
虐待された薄幸な親が、子供を虐待するということですね。
汚い言葉遣いをされて育った子供は、どうなるのか?
大体、子供は言うことを聞かないし、泣くし、じっとしていないし、同じ事を何度も聞くものですけれども、「それが極めて当たり前のこと」だと分からない親御さんもおられるようですね。
だから、言うことを聞かない、と腹が立つのでしょうか?
それが普通なのに。
優しい人間になって欲しいと思うなら、まず「優しい言葉遣いから」だと私は思いますけれど、別にそれは立証された訳でもなければ、真理でもないのでしょう。
私自身が、そうやって育てられただけのことかもしれません。
回りもほとんどが私と似たり寄ったりですから、どうしても「子供には優しい言葉遣い」になりますね。
お母さん教育も、そこから(優しい古葉使いから)始めたら、ひょっとして虐待が減るかもしれません。
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