2011/10/12 11:17:35

自分で明け渡し訴訟をやってみた(14)

今朝9時半から、執行官による「催告」に立ち会いました。
用語その他については、検索サイトで確認いただく方が良いでしょう。


執行官とその見習いのような人の、合計二人来られました。
こちらは、私(原告代理人)と立会人(原告と利害関係のない第三者)です。
立会人には、私の取引先業者さんにお願いしました。


で、執行官が現在時刻を宣言し、「夜逃げで居ないことが分かっている」部屋であっても、一応ノックをして、「だれだれさーん!裁判所です。開けてくださーい!」と何度か呼んで、開錠です。


人目にて「こりゃ、ひどい」
執行官も同行者もあきれていましたね。
それはそうでしょう。
一面割れたガラスとガラクタばかりですから。
事前の電話で、執行官とお話した時に「ゴミかどうか?を決めるのは私です」と執行官は言いましたが、こんなもん、誰が見てもゴミに決まっている。


それはそれとして、「本当に、被告(だけ)が住んでいたのか?」を、しつこく確認して行かれましたね。
幸い、携帯電話会社やら、大阪ガス、そして水道局からの督促状が何通も放り込まれてあったし、残されたゴミの内容から見ても、男の一人暮らしは明白でしたけれども、「一人で住んでおられましたか?」と手順に沿って確認がありました。

ゴミでゴミで、汚いのはもちろんなのですが、それ以前に「一面割れたガラス」なので、執行官が怪我をしないか?の方が心配でした。
それでも、きちんと残置物の写真を全て撮って、室内に催告の文書を貼付し、それも写真を撮り、最後に断行日を10月28日に決めて帰られました。


帰ってきてから、日本セーフティーに「残置物処分」の日時をファクスして、ゴミ処分会社に連絡するようお願いしておきました。
最後に立ち会ったときに、セーフティー社が3万円だけ負担すると言ったのですから、出してもらわなければなりません。

前回「催告不能」となったときには、「こちらが素人だと思って、執行官もええ加減にせえよ」と思ったのですが、相手は執行においては法的な全権限を持っているので、文句を言っても始まりません。
どうせ乗りかかった船ですから、あと1年掛かろうが2年掛かろうが、「お付き合い」するつもりで余裕を持って対応していると、思いのほかトントン拍子に進んだのですけれど、執行官も人の子ですから「生活保護で賃料を受給しながら、家主に一銭も払わすにトンズラする奴の味方にはなれないでしょうね。


というわけで、「自分で明け渡し訴訟をやってみた」も、いよいよあと1回か2回を残すのみとなりました。
4月末に行方不明が発覚してから、おおよそ半年経過です。
時間と費用がかかり、なおかつ家賃は入らない。
弁護士に頼んでも、おなじくらいの期間を要したでしょう。
せめて、弁護士費用だけでも節約できただけ良かった。

費用が掛かったとはいえ、「予納金=5万円」は、相当額が戻ってくるし、実費としては、予納金を除くと2万円掛かってませんから。
ですから、腹をくくって勉強のつもりで自分で明け渡し訴訟をやってみるのも良いかもしれませんね。
ただし、私の場合は「裁判所」から近かった。
車で5分です。
自転車でも10分。
裁判所までの距離が遠いとか、交通機関に問題のある方は、やめておいたほうが良いかもしれませんね。
途中で嫌になること、請け合いです。。。。。







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