2012/01/23 8:58:24
人を許す技術
イヤなことは時間が経てば忘れられる。
世の中、的外れな批判や言いがかりは多いし、「人にねたまれる」能力や地位にあるほど、そういう機会が多くなるものでしょう。
相手との人間関係が、破壊しても良い程度のつながりであれば、堂々とあるいは完膚無きまでに論破すれば良いのでしょうが、世間は狭いですから、現実にはそういう訳にいきません。
で、「許す技術」が必要になる訳ですが、ひとつは「自分を後にする」こと。
「私も悪いところがあった、でもあの言い方だけは許せない!」と、相手を後に持ってくると、いつまでも許すことなどできない。
「あの台詞は我慢ならんが、まあ私にも悪い所があった、、、」と、自分を後に持ってくると、人間ですから即座に許せない気持ちは残るけれども、怒りは相当量収まるでしょう。
そして、関係がより近い場合、考えることです。
何を考えるか?
過去にしてもらったこと。
してかえしたこと。
迷惑をかけたこと。
有能な人であれば、多くは本当のところ自分がしてあげた事の方が多い。
けれど、有能だからこそ、「こじつけ」であっても「してもらったこと」を数えることができるはずですね。
対象が近親者だったら、認めたくなくても「してもらったこと」の方が多い。
そういうものです。
人を許す技術というのは、結局の所「人間関係の見直し」と「忘れてしまった恩」を思い出し、自分の頭の中で新たに構築することで、これは許すだけではなくて、自分の成長を促してくれる考え方を、自然に身につけることができる、覚えておいて、損のない作法です。
チンピラではあるまいし、「何かが起こった、何かを言われた、この野郎」では寂しいですから。
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