農道と水路
160616
相談をうけた内容で行き詰っている。
一週間前に、少し相談があるといわれ、おとずれた高知市内の山道を案内された。そこにかつて農道と水路があったとの事。その場所を特定して欲しいというものである。
昔の地域を知る老人もいないとのこと、言い伝えの話しではなく、農道と水路跡を誰が見ても分かる様に証明をして欲しいというものなのである。
現場は山路で坂道には背の高い草で覆われているその場所の草をかり、山路を一部掘り起こしてみるのはどうだろうかと思うが、とても、それだけでは分からないだろうという思いが走る。
次に思いつくのは、農道と水路では、一般の山路とちがうのかという事で、宅地の地盤調査で行うスエーデン式で土の固さを判定して推測するのはどうだろうかと、しかし、ボーリング調査の様なサンプルを取り出すことは出来ないから、特定はむつかしいだろう。
では、ボーリング調査はと、ただ、場所と費用の問題で無理。
あと、境界確定を業とする土地家屋調査士さんが浮かんだが、まあ。とりあってはいただけないだろう。
最後は、なにか古文書でもあるのかと・・・思いは空回りばかりなのである。 SOS。どなたかお知恵拝借です。
編集後記
あるクラブで一年間編集委員をした。四国中の会員一万七千人に対しての年間四回の発行図書を五名の担当で受けもった。その編集後記を書くときにふと振り返って、印象に残るのは文章そのものだったと思えてきた。
役員の文章の校正をする度に、文は人なりという言葉が浮かんだ。文は個性そのものなのであり、全てその人柄を表していると思えた。例えば、クラブの基本方針を語るときに同じ事がらなのだが、表現が違うのである。
表現方法としての言動は、まさに人を語り続けているという実感をした一年だった。実に妙なものだと思いつつ、取材すればするほど楽しみでもあつた。こうした思いは、不動産の業務をしても業は人なりといえるのかも知れないとふと拡大して思ってしまう。
お問い合せ