2022/09/24 11:41:03

「ハザードマップ」相続との関係



皆様こんにちは


不動産事務所リヴエスコートの杉山です。


9月の連休、いかがお過ごしでしょうか。




台風の通過で静岡県は大雨に見舞われました。


県西部と中部は短時間の記録的雨量で、道路冠水や家屋の浸水が


あったようです。


静岡市の24時間降水量は416.5o、平年9月の1か月分の降水量の


約1.5倍に相当するとのこと。


県東部はそれほどではないものの大雨が続きましたね。


身の安全を考えて早めの対応を心掛けたいものです。







先日9月19日は


”相続対策”まるわかりセミナー2022の第一回目を開催しました。


多くの方にご参加頂きありがとうございました。


(一社)相続・事業承継コンサルティング協会会員の芹澤誠氏の


講話をメインとし、


私は不動産の考え方について事例を交えお話ししました。




その中のひとつ、


ハザードマップと相続の関係についてこのblogでも触れておきます。




「ハザードマップ」いうと、


現生活における災害危険性を知るためのツールとして認識


されていて、活用される場面も増えてきていると思います。


各自治体ごとに作成されていて、


紙で配布されたりwebで閲覧できたりするところが多いようです。


状況により内容がアップデート(更新)されることもあるでしょう。


土砂災害、河川の氾濫、大量の降雨による冠水、津波などですね。




相続は財産の引継ぎ(移転)です。


土地や建物も財産です。マイホームはもちろん、


貸している土地や建物、別荘やセカンドハウス、家庭菜園や


資材置き場用地、


事業を営んでいればそのための土地や建物も全て対象、財産です。


その土地や建物が”ハザードマップ上”どのような区域に存在


しているか今後ますます重要になるという話です。




火災保険:土砂災害や水害危険性が高いエリアは、


火災保険における水災補償の保険料が高くなる傾向です。


損害保険会社各社で多少異なるものの、エリアごとの保険料に既に


反映している会社や、


この10月から保険料を改定するところもあります。




金融:住宅ローン等、金融機関など融資する側の担保評価が


低くなる傾向、


その土地を買ったり家を建てたりするための資金について、


融資での調達がしにくくなります。


例えば、


土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)内で住宅を新築または


購入する場合、


フラット35s(住宅金融支援機構)は利用できません。




要するに、


危険な区域はお金の面で住みずらくなってきているということ。


住むのは危険で高コストなら、その不動産を売る場合も安く


なってしまい所有していると悪循環に陥ることも。


そんなことも確認しながら、


財産の相続を考える必要があるということです。




さらに個人的に思うのは、


市街地に比べ郊外や過疎地域は、


ライフラインやインフラ(電気、水道、下水道、ガス、


通信網、バス便等)の事業者や行政の維持コストがかさみます。


採算が合わなくなってきたときに維持の見直しがあるとすれば、


市街地よりも郊外や過疎地域です。


それは当然、不動産価値の下落を意味します。




代々受け継いできた不動産や、


いろいろな経緯があって所有に至った不動産。


これまでのことも理解しながら、


「相続」を契機に今後どうするかを考える必要もあります。


不動産の相続登記義務化も間近に控えている中、


事前に家族でまず話し合っておくことが大切ですね。




10月1日の相続対策セミナーも残席が少なくなってきました。


参加ご希望の方はお早めにお問合せ下さい。






2022/08/13 13:10:12

「相続」 正解はご家族の中に




皆様こんにちは、


不動産事務所リヴエスコートの杉山です。





お盆休みや夏休み中の方も多いと思います。


今日は台風が近づいているとのことなので、


風雨への備えをしましょう。


また、


一般的に台風が過ぎた後は気温が上がるので、暑さ対策も万全に。





早いものでこの8月が過ぎると、今年もあと4ヵ月。


今は秋〜冬の具体的な予定を考えています。


7月中旬に参院選が終わってから、


少しづつ不動産のお問合せやご相談が増えてきました。


内容としては、住み替えや相続不動産の今後について。





そして、


9月19日と10月1日に勉強会を開催します(全2回同内容)


家族の絆と資産を守る”相続対策”まるわかりセミナー2022





今年2月に開催した、


「相続に備える」不動産セミナー2022 は多くの方にご参加頂きました。


具体的な個別相談に移行した方もいまして、


皆様の関心の高さや、勉強会のニーズを感じました。


今年中の再度開催を計画、


相続・事業承継コンサルティング協会会員でもある


ソニー生命の芹澤誠氏を講師に迎え、相続全体をテーマにお話しします。


私は後半に不動産について担当。


今回も実例を交えてお話ししたいと思います。





セミナーや勉強会に参加して頂いた方の中には、


参加でヒントを得て、ご自身で方向性や対策を考える方や、


専門家への個別相談を希望される方まで様々。




そして、


家族のこと、遺言や遺産分割、相続税、不動産のありかたなど


専門家のアドバイスや提案はあっても、


”こうするべき”ではありません。


相続は感情や想いもあることなので、


客観的に合理性がなくとも、家族にとって最良の相続もあると思います。


その場合、私はそれを支持します。








弊社設立以来ほぼ毎年、


相続や住宅関連のセミナーを開催してきましたが、


ご参加やお問合せが増えてきていて、本当にありがたいことです。


現在は弱毒化した感染症ですが、


以前深刻だったときは各種セミナーや勉強会はWEB開催多かったようです。


そして現在、


オンラインではなく通常のセミナーが再び活況とのことです。


話し手とダイレクトにやりとりできるのは、積極的な方にはいいですね。


定期的なセミナーや勉強会の開催は、


業界や社会の中で弊社の役割として捉えていますが、


皆様と情報や考えを共有できること、楽しく感じます。


参加申込を開始しましたので、お気軽にお問合せ下さい。








2022/07/03 18:12:00

相続「特例や軽減制度」は二次相続も考えて



皆様こんにちは!


不動産事務所リヴエスコートの杉山です。



先日は6月の梅雨明け宣言にびっくりしましたが、


今日から数日は梅雨のような天気とのこと、


台風も近づいてますので河川の氾濫や浸水に注意したいですね。





亡くなった方の自宅と金融財産を


その家族が受け継ぐという一般的な相続の場合で、


よく使われる特例と非課税制度について今日は触れてみます。




タイトルに ”二次相続も考えて” と入れたんですが、


これは特例を使わない場合なども含め、


全ての相続に言えることではあります。







「小規模宅地等の特例」


国税庁HP⇒個人が、相続や遺贈によって取得した財産のうち、その相続開始の直前において被相続人または被相続人と生計を一にしていた被相続人の親族(以下「被相続人等」といいます。)の事業の用または居住の用に供されていた宅地等(土地または土地の上に存する権利をいいます。以下同じです。)のうち一定のものがある場合には、その宅地等のうち一定の面積までの部分(以下「小規模宅地等」といいます。)については、相続税の課税価格に算入すべき価額の計算上、「減額される割合等」の表に掲げる区分ごとにそれぞれに掲げる割合を減額します。




「配偶者の税額軽減」


国税庁HP⇒配偶者の税額の軽減とは、被相続人の配偶者が遺産分割や遺贈により実際に取得した正味の遺産額が、次の金額のどちらか多い金額までは配偶者に相続税はかからないという制度です。


(1) 1億6千万円


(2) 配偶者の法定相続分相当額





よくあるケースとしては、


父が亡くなり、母と子が相続(一次相続)


その数年後、


母が亡くなり、子が相続(二次相続)




この場合、


二次相続では「配偶者の税額軽減」は、使えません。


また、


一次相続、二次相続で、


家屋や預金の相続では「小規模宅地等の特例」は、使えません。






相続財産の総額や種類(土地、建物、金融資産)、その割合や、


相続人の数にもよりますが、


将来的な二次相続も考慮して一次相続を進めたいところです。


(一次段階でアドバイスしてくれる税理士は少数派かもしれません…)




ただ、今回の話は、


相続税に関する特例や軽減制度を効果的に活用するための留意点です。


遺言や遺産分割協議などにより、


それぞれの財産を誰がどのように受け継ぐべきかの”本質”を考えたとき、


結果的な税金にあまりとらわれない相続というのも、


あり得ると思います。


これは当事者の価値観です。


特に不動産はカタチあるものなので、


故人や家族に思い入れがあったりしますからね。






最後にお知らせです。


9月19日(祝)及び10月1日(土)に


「相続に備える」不動産セミナー2022下期


を開催予定です。


今年2月に開催した内容に準じますが、


お伝えしたいこと、増えてます。


セミナー開催概要を順次facebookや配布広告等でお知らせしますので、


ご興味がある方はお気軽にお問合せ下さい。


⇒⇒開催名称が「家族の絆と資産を守る・相続対策まるわかりセミナー」


  に変更になりました。


  (一社)相続・事業承継コンサルティング協会 会員


  芹澤 誠 氏も講師に加え、


  よりわかりやすく、今後の相続関係法律の変更の予定も含め


  皆様と勉強したいと思います。





※具体的な相続税計算や相続税申告等については、税理士又は税務署にご確認下さい







会社概要

会社名
リヴエスコート(同)
カナ
リヴエスコートゴウドウガイシャ
免許番号
静岡県知事免許(2)0013973
代表者
杉山 広正
所在地
4120029
静岡県御殿場市神山平2丁目8−7
TEL
代表:0550-77-5836
FAX
代表:0550-77-4872
営業時間
9:00〜18:00
定休日
水曜日・祝日
夏季・年末年始・他不定休
最寄駅
JR御殿場線富士岡
バス停名復生病院前分
メール送信はこちら
ログイン
 


34567

このページのトップへ