家計にオトクな「サッシ」とは
不動産とマネーコンサルティングのリヴエスコート/杉山です。
寒いこの時期、暖房を上手に使って快適に暮らしたいですね、
それともう一つ、住まいで工夫ができるところがあります。
窓、サッシです。
夏の暑さも、冬の寒さも、
窓、サッシから侵入してくる度合いが大きいのです。
最近の新築住宅はほぼ標準的にペアガラス(二重ガラス)なっていて、
単板ガラスに比べて熱伝導率(暑さや寒さがどれだけ伝わるか)が低くなっています。
「断熱性能が高い」ということ。単板ガラスより快適です。
サッシのガラス部分以外の、枠部分がアルミだと、
冬は冷たくなって室内側に「結露」が起きます。
結露はカーテンを汚してしまったり、サッシ枠の木部を濡らして腐らせてしまったりと厄介なので、
私は自宅でこまめに拭いています。
アルミ玄関ドアの内側も結露する時があるので、同様に拭きます。
その、枠部分がアルミのサッシに比べ、
写真の「樹脂サッシ」は優れものです。
枠が樹脂で出来ていて、冷たくならず、結露が起きないのです。
カーテンも汚れず快適です。
快適性以外にもメリットがあって、
熱伝導率が低いので、暑さや寒さが伝わりにくく、
冷暖房効率が高いですね。
単板ガラスに比べてペアガラスサッシや樹脂サッシは、
約50〜70%も冷暖房効率が良いとされています。
そのぶん、光熱費がオトクになる計算です。
同じ室温を保とうと考えたとき、一戸建て住宅で、
一年間でおよそ数万円程度は差が出てきます。
何年も暮らすことを考えたら大きいですよね。
この窓の断熱、新築住宅だけではなくて、
中古住宅でも検討できる場合がありまして、
既存のサッシの内側にもう一つ窓を設ける、
「二重サッシ」という方法です。
組み込むガラスも検討できます(複層・真空等)。
気密性も高まって防音にも効果があります。
築20年以上の中古住宅の場合、単板ガラスサッシが多いと思いますので、
二重サッシは検討してみると良いと思います。
現状のままでひと冬過ごし、寒さを確認したうえで(笑)もいいでしょう。
窓ガラス・サッシを良いものにすることで、
快適性が増すだけでなく、
結果的に、毎月の光熱費が軽減されていきます。
また、「サッシの交換などの工事まではちょっと・・・」と感じた場合、
最近は「断熱カーテン」もあるようですので、
こちらを試してみてからでもいいかもしれません。
こらから家を買おうとお探しの方、
夏も冬も快適に!と考えた場合、
冷暖房機器と同様に、
【窓・サッシ】重要ですよ。
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