老後はやはり「持ち家」が有利な理由
皆様こんにちは!
不動産事務所リヴエスコートの杉山です。
いよいよ寒くなってきました。
時の栖のイルミネーション✨も始まり、冬を感じます。
空気が乾燥してるので、体調管理や火の元に注意したいですね。
師走が近くなり、来年、
「マイホームを購入したい」とか、「所有してる不動産を整理したい」等々、
年明けにむけたご相談も増えてますね。
個人の方はもちろん、法人(会社)の不動産のお話まで様々です。
打合せのいろいろな場面で、
今増えている「空き家」の話もあります。
空き家が増えているんだから、別にマイホームを買わなくても、
「賃貸」を住み続ければいいのでは?
という意見もありますね。
賃貸ならライフスタイルに合わせて、
住み替えも比較的容易です。
不動産を保有するコスト(固定資産税等の維持費)が無い分、
気楽です。
家族が増えても、
戸建ての賃貸であれば広さにおいては足りるかもしれません。
そこで、マイホームを買わずに晩年まで賃貸暮らしでイケるか⁉
と考えたときに、人それぞれではありますが、
私は「持ち家」のほうが有利だと考えています。
それには理由があります。
住宅会社や不動産会社の営業マンが、
「家賃をいくら払っても自分のモノになりません、ローンを組んでマイホームを買ったほうがいいですよ!」
という決まり文句で家を売っていたのは少し前までで、
「賃貸VS持ち家」のどっちが得!議論は最近はあまり意味がないと言われています。
それは住宅ローンを組んで返済していけるかという「リスク」を賃貸の家賃と比べることができないからなんですね。
家賃の支払いがキツくなってしまったら、賃料の安い部屋に引っ越すことはできますが、住宅ローンの「債務」は簡単に変えたり消すことはできません。
住まいについて老後を考えたとき、
許容の範囲内の住宅ローン返済計画で買える家なら、返済が終われば、
「資産」になります。
リスクを負ってローンを組んだが、完済すれば、
それまで住めたという事実に加えて「資産」が残りリターンです。
(土地の相場など、資産価値の変化はありますが)
その資産、
相続で次世代に渡すだけではなく、
自分自身で使い切ってしまうこともできます。
「リバースモーゲージ」という金融商品です。
自宅に住んだままその家を担保に借り入れをするもので、
月々の返済は利息のみ。
資金使途は自由な場合が多いです。
(各金融機関によって商品制度内容は異なり、担保不動産等審査はあります。)
これ、持ち家だからできることです。
リバースモーゲージについては、
夏に開催した【円満相続のための勉強会】でも取り上げたところ、
興味を持った方も多かったようです。
コツコツ返済し完済すれば、晩年の「資産」になる。
リバースモーゲージの本格的な普及はこれからですが、
今の現役世代はあまり家計に余裕がなく、
老後資金としての貯蓄や投資が万全でない方が多いはず。
老後のお金を生み出せる可能性のある「マイホーム」となるわけです。
また、そこに住むことに拘らなければ、
単純に売却で資金を得ることもできますね。
マイホームを買ったら、もうひとつポイントは、
住宅ローンを完済した後も、「火災保険」を継続して掛けて下さい。
台風などによる水災や風災、大雪による雪害、もちろん火災など、
災害に見舞われてしまうと「家」の資産価値が落ちます。
それを補う方法として火災保険は必要です。
晩年、預貯金などの金融資産が乏しい場合はなおさらです。
質の良い賃貸をうまく選んで住んでいくのも、
ライフスタイルとしていいと思います。
所有しないで利用する、という価値観も広がってますしね。
一方、
持ち家はリバースモーゲージなどの登場で、
「ローンを組んで買えば自分のモノになりますよ!」という
以前よく聞いたの住宅営業マンの話、今後はしっくりきそうです。
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