2020/04/05 11:44:12

「地方都市へ」移住の心得


皆様こんにちは!


不動産事務所リヴエスコートの杉山です。


感染症の拡大予防で自粛や外出控えなど、生活が変わった人も多いと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。


弊社ではセミナー及び住宅現地販売会の延期を決めましたが、それ以外の個別相談や打ち合わせは平常どおり継続しています。マスク着用や手指の除菌を励行しています。


また、電話やメールももちろん活用していますね。




昨今の情勢の中、


都心に暮らすのはいろいろな面でリスクがある、と考える人が増えているのか、


「移住」を検討する話を聞きます。


同時に、


「あこがれの田舎暮らし」のはずだったが、想定と違った!


というケースも多いようです。


先日お会いした、高齢のご夫婦(70歳代・20年以上前に都内から御殿場市内へ移住)との雑談の中からの私が感じたヒントも含めて、


地方への移住の心得を考えたいと思います。






まず、間違いなく言えるのは、


昔に比べて「移住は現実的に考えやすい」ということ。


住宅コスト(生活コスト)、リモートワーク、働き方の多様性(サラリーマン⇒部分的自営業化)、環境重視(家族や自分のため)、移住先の支援(地方自治体は移住ウェルカムで支援制度)等々、移住は普通となりつつある環境が整ってきました。


ただ、良い部分だけではではなくネガティブな部分も含めて考えるとどうか。




・「田舎」ではなく「地方都市」がちょうどいい


田園風景が広がるイメージの村より、人口10万人前後の地方都市はいろいろな意味で極端でなくほどほどゆったり。


例えば静岡県東部は都心や横浜圏へも遠すぎず、環境と利便性のバランスも良好。


富士五湖、箱根、伊豆等、週末ごとに観光やスポーツができる場所はいくらでもあります。




・「人付き合い」はあまり気にしない


地域に溶け込むことを過度に考えると疲れます。


自然体がいちばん良いようで、自分の考え方をまわりに初めから話してしまったほうが理解されやすいんだとか。


いわゆる田舎暮らしだと、良いか悪いか近所の方と濃密になりすぎるのかもしれません。


そこそこの地方都市なら個々の考えも比較的尊重されるでしょう。




・「縁もゆかりもない」はリスクも


親、兄弟や親戚、知人友人がそこではなくても比較的近い場所にいるほうが


良いと感じます。近県でも。


何か起こった時に近くに相談できる人がいるほうが安心です。


距離感は人それぞれですね。




・まずは「賃貸」で


地域を知るのには当然観光から入ると思いますが、


市役所や公共施設の「視察」も有効。WEBでも見られます。


自治体では都市計画が公表されているので、今後どのような環境になる場所なのかが想定できます。


「都市計画道路」が事業決定されていると、


その事業が実行される頃に市街化が進展することが多い。


そして災害リスク(土砂災害、浸水、津波など)や防災ポリシーもちろんチェックしておく。


また小学校や中学校の「クラス数」が減少傾向のところは、


将来閉校や合併がある場合があります。


病院などの医療体制の充実度も知っておきたいですね。


そんなことを考えながら、


住まいはいきなり購入ではなくまずは「借りて」住んでみたい。




・「住まいの購入」諸経費は自己資金で


様々な理由で、万一「家を売りたい」となった時、


購入時に諸費用込みで住宅ローンを組んでいると、


債務超過(実価値よりローン残が多い)の可能性が高く、売りずらい。


リフォーム費用はローン込みでも大丈夫かと思います。


もちろん、買った時やリフォームした時の記録(契約書等の書類)は細かいものでも必ず残しておいて下さい。




・移住就労支援金制度


移住は当然、お金がかかります。


それを後押しする制度はもちろんありますので調べておきましょう。


制度要件は改正されることもありますから都度確認です。


静岡県移住就労支援金制度




・「若さ」は可能性


定年退職して退職金を元手に地方へ移住、


良い環境でゆっくり暮らす…


は「こんなはずじゃなかった!」が多々あるようです。


人間関係や便利→不便への変化、そして周りの目もあります。


できるだけ若いうちから、「仕事も暮らしも地方で」が現実的でしょう。


仕事も暮らしも、年齢が若ければリカバリできます。


多少のリスクも負えるんです。





いかがでしょうか。


いろいろ書きましたか、移住を検討できる人は羨ましいですね。


考えるだけでワクワクします(笑)。


そんな方々の移住先のお手伝いの機会、今後は増えると感じてます。








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