2012/04/16 8:33:31
ガソリン不当廉売容疑、公取が業者に立ち入り
仕入れ値を下回る安値でガソリンを販売して同業者の営業を妨げた疑いが強まったとして、
公正取引委員会は10日午前、独占禁止法違反(不当廉売)の疑いで、石油販売会社「ミタニ」(福井市)、
仕入れ先で親会社の「三谷商事」(同)など約10か所の立ち入り検査に入った。
ガソリンを対象とする不当廉売容疑の立ち入りは初めて。
関係者によると、ミタニは昨年半年間、福井市内を中心に営業する
給油所十数か所で、他社より最大で1リットル当たり約10円安い値段を設定し、
仕入れ値より安くしたガソリンの販売を繰り返した疑いがある。
採算を度外視した低価格供給は他社を市場から排除する狙いが
あったとみられ、原価割れでの親会社による穴埋めの可能性なども調べる。
2010年1月施行の改正独禁法で不当廉売は課徴金の対象になった。
処分確定後、10年以内に再び違反すると課徴金が科される。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120410-OYT1T00632.htm
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