2012/06/07 8:45:23
太平洋プレート沈み込み加速、震災前の1・5倍
北海道・根室沖や三陸沖北部では、地震のエネルギーが急速に蓄積している可能性
太平洋の巨大な岩板(太平洋プレート)が東日本の下に沈み込むスピードが、東日本
大震災前と比べて平均で約1・5倍、2003年以前に比べると約3倍に加速していることが、
北海道大学の日置(へき)幸介教授らの研究で明らかになった。
地震でプレートの引っかかり(固着)が広範囲で破壊されたためとみられるが、大きな地震が
近年起きていない北海道・根室沖や三陸沖北部では、地震のエネルギーが急速に蓄積して
いる可能性もある。千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で24日に報告される。
太平洋プレートが沖合で沈み込む影響で、北海道〜東北地方は、西向きに年間数センチの
速さで移動している。日置教授らは1996年以降、同プレート境界面で起きたマグニチュード
(M)7級以上の地震と、全地球測位システム(GPS)の観測点の移動との関係を調べた。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120523-OYT1T00635.htm
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