2019/05/22 11:24:34
落語から学ぶビジネスチャンスのヒント!
*落語の4大トリビ*
安土桃山時代に、お寺の僧侶が豊臣秀吉に面白いオチのつく話を披露していたのが、落語のはじまりと言われています。その後江戸時代に入って、大阪、京都、江戸にて、お金をとって落語を披露する「寄席」が生まれたことで、広く大衆に拡がっていきました。
高座で羽織りを脱ぐのは、「今から本題に入りますよ」のサイン!?
羽織りを着たまま演じたり、自分のタイミングで脱ぐ落語家もいますが、マクラ(本題に入る前に、世間話をしたり小噺をすること)から本題に入った時に、羽織りを脱ぐのが一般的です。
普段何気なく使っている言葉の中に、落語由来のワードは意外とあるのです。たとえばオチ(話の最後の面白い部分のこと)、せこい(粗末なこと、陳腐なこと)、トリ(寄席の最後を締めくくること)、真打(実力のある人が満を持して最後に出てくること)などがそう。
扇子は、江戸時代と現世を分けるツール
落語家は高座に上がって座ったあと、手に持っている扇子を手前に置くのですが、これはお客さんと噺家との間に区切りをつけています。扇子より手前が “江戸の町” といった具合に。扇子の役割は、色々な仕草をするのを助ける「見立て道具」だけではないのです。
庶民の娯楽として愛されてきた落語。その魅力は “笑い” だけではなく、落語には人生の機微や教訓、人間の心理、ユーモアなどが詰まっています。それらは、いまの時代にも通じる「生きる知恵」と呼べるもの。そう、落語は豊かに生きていくために必要な考え方や、心構えを教えてくれるのです。さらに観客の心を掴み、噺の世界に引き込む話芸には、会議やプレゼン、商談などビジネスシーンで生かせるヒントが満載です。是非、落語を見て、聴いて、人生に、ビジネスシーンに彩りを与えてみませんか。
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