詩集「暖房計画」より
以前、勤務先での後輩職員だったOさんがご主人を亡くされました。
激励する言葉も持ち合わせず、谷川俊太郎さんの詩集「暖房計画」の一節をおくりました。
『神様だけに暖房を頼らずに、寒い北国の冬を過すために、僕は自分を燃料にするつもりだ』
天運ばかりに頼ってなるものか。厳しい人生が待っていても、自分で生活力を蓄えよう。自分で勝ち抜こう。
詩集に込められた、そんな思いを込めて、子育てに奮闘するOさんへの私なりのエールです。
もう5年。この新緑の季節もきっと元気で過ごされていることでしょう。
ママのつぶやき
タイトルの「ママ」は自宅に鎮座する家内ではありません。
コロナ禍での自粛生活など思いもよらない頃に、悪友たちと通ったスナックのママです。
ママは自身の半生を語るとき、決まって我々に対して独特の分析を披露していました。
「石川さんは猫型」「Sさんは犬型」「Yさんは両型」
説明を聞くと、何があっても店に通い続けてくれる客は「猫型」、接客相手が他店に移ると付いていく客は「犬型」、「両型」は推してしかるべし。
業界の経験から身についた分析法なのか、妙に納得するとともに感心しました。
実は私は愛犬家でウエルッシュ・コーギーを飼っていました。猫は苦手です。
社名の「ネコンサル」はブログにも書きましたが、猫とは関係なしです。
連休の後半。一杯をと思いましたが、S氏は他界、Y氏は長期入院中。一人では寂しく、面倒臭くなり家飲みに変更です。
あーあ。アーア。
猫は家につき、犬は人につく
山のハチコウ
孟宗竹の筍も終わり、気温がさらに上昇する5月〜6月には「淡竹」が顔を出し始めます。
地下茎が浅く、すぐに地面に出てくるのを採集。アクは弱いそうです。
先日、静岡県出身の知人から「山のハチコウ」と呼んでいることを教えてもらいました。
「ハチコウ」と言えば、「忠犬ハチ公」やニュースにあった「ウクライナのハチ公」が思い起こされます。
また。ハチクの発音からは、「破竹」も想像させられました。
竹の節を割ると次々と割れていく様子から、勢いが激しいことを意味していると理解しています。
さて今年も「山のハチコウ」は間もなく静かにその顔を出し始めることでしょう。
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