2023/06/03 8:01:42
奇跡の人から学ぶ
ヘレン・ケラー没後55年に関する記事を目にした。
1歳7か月の時に病気で、見る、聞く、話す能力を失ったが、苦闘の末に克服。
現在につながる盲人福祉に尽力したことは有名で、ご存じの方は多いと思います。
すさんだ彼女の心を変えたきっかけは「自伝・わたしの生涯」(講談社火の鳥伝記文庫・今西裕行訳)に記されている。
それは、電話の発明で有名なブラハム・ベルの世話で、アン・サリバンという教育者に巡り合えたことだそうだ。
そしてサリバン先生は、「常人とは違う使命がある」とヘレンを励まし、自発的な行動を促す。
私には、これはサリバン先生がヘレン・ケラーを主役に、自分は脇役に徹するという姿勢だと思いました。
遠藤周作氏は、脇役とは『主役のそばにいて、主役の為にいる」と「生き上手、死に上手」(文春文庫)に記しています。
没後の現在でも語られる、ヘレンとサリバンは「生徒と師匠」の関係性から学ぶことは多い。
自らが他人に対しての、大事な「名脇役」となれるかどうか。
新たな挑戦です。
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