地方自治体の仕事は回っているのか?
住んでいる街の駅を降りると、駅のロータリーの中心に標語を掲げた大きな建築物が目にはいるのですが、ペンキは剥がれ醜い姿を晒しています。
私の記憶する限り、引っ越して20年以上になりますが、ペンキが塗り替えられた記憶がありません。東京に来ると最初に見かける大きな歩道橋は一度塗り替えた記憶がありますが、今はかなり劣化して錆が出ています。
また、駅前の大きな電気式の案内版は壊れたままです。しかも市役所も含めて地図は大きく変更が必要なのに放置されたままです。
「ほんとうに住みやすい街大賞」に2年連続選ばれた市の表玄関の一部ですが、市の仕事が忙しくて、回っていないのか心配になります。
もちろん、コロナの時代に一番大事なことは、医療や高齢者、子育てが一番の課題です。建物や道路の維持保全は、優先順位は低くて仕方ないかもれません。
私が住み始めた頃は、保育園も市営でしたが、現在は社会福祉法人が運営しています。市役所の行政サービスは、設備管理会社が一括で受託しています。
駐輪場の管理も入札によって決めているのは、時代の流れでしょうか。
公務員は給料が高くて仕事をしていないと、パッシングする人がいますが、誤解にしか過ぎないと思います。私の従兄弟や身内に公務員がいましたが、民間企業以上の仕事させられ、病気で退職する人も多かったと感じました。
転勤に関わる仕事の資料の送付も自腹でしたし、残業代なしで夜遅くまで働いていました。とにかく人手が足りないので、アルバイトや派遣社員を雇用して回しているのが実態でした。
深刻な高齢化や人口減の中で、これまで通りの行政サービスが維持できるのかは、どの自治体でも大問題になっているようです。
いずれにしても、住まいを決める際には、自治体の実力を検証することも必要ですので、よく調べることをお勧めします。
近くの無人販売所では、おにぎりの自動販売機を設置していました。まるで田舎の光景です。
分譲マンション管理の危機
貴方が所有されている分譲マンションの管理は大丈夫ですか?
マンション管理の業界は、想像以上に厳しい仕事で、退職する人が後を絶ちません。クレーマーも多いですし、会社が求めることは利益だけです。
慢性的な人材不足で、一人当たりの担当物件が異常に過大になり、とても十分な管理することが難しい状況に陥っています。
やはり、自分の資産は、自分で守るしかありません。財閥系や管理戸数が多い会社だからといって信用できる訳でもありません。担当者の資質も大事です。
そもそもデベロッパーにも問題が多いのです。見せかけだけで、人間の根源的な本当の豊かな暮らしについては、殆ど考慮されていない物件が多いものです。
先日も話題の場所に建築された超大型マンションを見学してきましたが、愕然としました。指摘する点をあげればきりがないのですが、いずれ解ります。
25日は、所属する東京都マンション管理士会の支部のスタッフで、区の相談会を担当しました。最近分譲されたマンションでも築40年以上のマンションでも、様々な問題がございます。理事長が実際にこのようにアクションを起こしている姿勢からも、勉強はされているし、前向きな組合といえるでしょう。
日本全国に日本マンション管理士会連合会に所属するマンション管理士会の支部がありますし、無料相談も行っています。是非ご利用下さい。
会場となった渋谷区の施設は、公園通りに所在しました。1階には東京都のギャラリーがあり興味深い美術展が開催されていました。他にも障害者の就職支援センターやコイン式のワークスペースもあります。
日本は、超高齢化社会となり、また外国人や身体の不自由な人との共生も普通のことになりました。人は食べていくために働くだけではなく、芸術的な活動をしたり、奉仕活動やよりよい社会を作るための努力をすることが大切に思います。
これからのマンションは、そのような社会的なニーズや課題に答えるような集合住宅でなければなりません。しかしながら現実は悲惨な状況で、デベロッパーや管理会社経営者の姿勢が変わらないのであれば、ますます地獄のような社会になっていくことでしょう。
当社で少しでもお役に立てることがあれば、いつでもご連絡下さい。
郵政民営化の成れの果て
今月に入って、風邪気味の状態が続き、体調不良で気力も足りませんでした。
コロナワクチンの影響で免疫力が低下しているのでしょうか。また接触確認アプリから陽性者との接触を確認したとの通知があり、PCR検査キットを入手しました。
仕事も手につかず、メールの確認やブログ類の更新も怠っていました。申し訳ございません。幸い感染はなく、体調も回復してきました。3回目も済ませました。
遅れていた仕事で、特定記録の郵便物を出そうとしましたが、埼玉県第二の都市である地元の最も大きな郵便局でも19時で閉まっていました。
仕方なく、ネットで検索してみたところ、県庁所在地のある浦和の出張所は21時までと記載されていました。しかしそこにあったのは、郵貯銀行のATMだけでした。
埼玉県内で、21時まで営業しているのは、2か所だけで、仕方なく、旧大宮市である「さいたま市」まで出かけました。
東京も同じ状況で、新宿、渋谷の大きなターミナルでも21時までの営業です。
かって、主要な郵便局は24時間受付をしていました。仕事で当日の消印に間に合わせるため私も、よく24時前のぎりぎりで郵便局を訪ねることは珍しくありませんでした。不在配達郵便物の受け取りもできました。
しかしながら郵政が民営化されて、民間企業の経営のように、株主に利益を出すためのノルマによる営業や人員削減と合理化が進みました。サービスが良くなるどころか、実際は明らかに悪くなっています。時代に逆行してとても残念です。
やはり、公共事業を安易に民営化したり、外資に売り渡すような事は避けるべきであると実感しています。たとえ赤字になったとしても、国が支援すべき仕事だからです。日本中どこに住んでいても守るべき大切なネットワークなのです。
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