baisao_uとの出会い
今日は、仕事帰りに、築100年以上の建物の中で、素敵な服の展示を見て、美味しい抹茶とお菓子を頂きました。
かなり前に、同じこの場所で、日本茶の魅力を広めたいと、色々な場所で期間限定の活動されている「baisao_u(バイサオウ)」という不思議な名前の二人の素敵な女性ユニットを知ったのでした。
名前の由来は、江戸時代の僧で、煎茶の中興の祖と言われる「売茶翁」からとったそうです。
私は、以前から珈琲を頂く喫茶店は、無数にあるのに、「抹茶」や「煎茶」を外で気楽に楽しめるお店がないことを残念に思っていましたが、大げさな厨房設備がなくても、その気になれば、どこでもお店ができることをこのグループの活動から教わりました。むしろ大事ななのは、お店の雰囲気で、このような古民家が心を癒してくれます。
先週は、車中泊の慌ただしいスケジュールで石川県の輪島市と七尾市を訪問しましたが、歴史を重ねる古民家が今も健在です。しかしながら、このような地においても、取り壊された後は、伝統的な木造住宅ではなく、大手ハウスメーカーが建築するような工業住宅が多く見受けられるのは残念でした。
これからは、古い家に手を入れて、修復を繰り返しながら、長く維持していくことこそが価値ある事であることを、広めていきたいと考えています。
そのためには、専門の設計士さんと、伝統を守る大工さん、そしてお客様との橋渡しをする私達のような仲介業者との三位一体のコラボレーションが必要と思っています。
輪島市で能登丼を食べながら、そして今日、美味しい菓子を食べながら、そんなことばかりを考えていました。
千利休の茶室を現代的にアプロ―チして住宅に取り入れたいと思いついたのは、このbaisao_uとの出会いからでした。
東京建築カレッジ公開講座
東京建築カレッジは、13年前に東京都職業訓練学校インテリアリフォーム科の授業で出会った一級建築士の金田正夫先生の勧めで入学し、昨年卒業した学校です。
木造建築の伝統的な技術を学ぶ事が目的で、子供と同じような20歳前後の若い大工さんや関連する産業に従事する人のための学校であり、母は入学を猛反対していました。しかしながら、恩師である金田先生があれほどの情熱でお勧めするのであれば頑張ってみれば、という妻の考えが後押しとなり決断しました。
仕事をしながら2年間、週末の金曜日と土曜日に通学しました。朝は普通より早く、夜も遅くまで残って、作業をしていました。卒業条件となる修了検定は、筆記試験が1日、実技試験が丸2日もある厳しいものでした。東京都の職員が2人立ち合い、人生で最も過酷と感じる時間を経験しました。なんとか、歯を食いしばって、汗をいっぱいかきながら、奇跡的に乗り切ることができました。
同時期に進行していた、卒業制作も私にとっては難儀な作業でした。然しながら、学校専従のスタッフや同期の学生、CADの先生にも親身にお世話になり、形になりました。感謝しかありません。修了式には、精勤賞を頂き表彰されました。また、建築士の受験資格を得ることが出来、今年の二級の筆記試験に合格し先日、製図試験も受けました。今年のテーマは保育園で興味深いものでした。
この学校の入学前には、2年間ミニ講座を受講し、公開講座も見学してきましたが、学校から今年の公開講座への参加を打診され、承諾しました。不動産業の立場から出席します。今週の日曜日には飯能市で、顔合わせもあります。
東京建築カレッジの番組として、YouTubeで配信されますので、興味のある方は是非ご覧ください。今年のテーマは、「森林の恵みを暮らしの中へ」私と同じ年生まれの林業経営者である井上淳治さんが講師です。
当社管理物件10月空室予定のご案内
当社で管理している、さいたま新都心にあるHIKRIマンションの1室が空き予定となりましたので、ブログの読書に真っ先にお知らせいたします。30u家賃65000円 2021年に解体し、スケルトン状態から、フルデザインリフォームを実施しました。
詳しくは、当社ホームページでご確認下さい。
この物件は、所有者が親から相続した物件を、自らの手で蘇らせ、再生させた稀有な成功例といえます。しかしながら、殆どの場合、そのままの状態で少しだけ補修しながら経営しているか、売却してしまうようなケースが殆どだと思います。
古い昭和のマンションやアパート等を所有している方で、空き部屋が多く、改修する費用もなくて、かといって思い出の建物を売りたくはないと、扱いに困っている方がいらっしゃれば、当社には様々なノウハウがあり、トータルなサポートをしていきますので、お気軽にご相談下さい。
お問い合せ