開札結果 東京地裁 立川支部
まず、全般的な感想です。本庁管轄(23区内)と比べますと、立川支部管轄の入札倍率はそれほど高くありません。入札参加者の皆さんは、(努力と勇気の報酬として)市場価額より安い価額で落札しています。
立川支部の物件は、取下げとなる比率も低い傾向があります。任意売却の成約までに至らず、時間切れとなるケースが多いようです。
次に、個別的には10月20日、21日にこのブログで紹介した「(ケ)259号」事件は、ゴミ屋敷ながら、入札参加者者11名(法人)のホットイシューとなりました。ただ、残置物の処分とリフォームに多額の費用が見込まれるため、慎重な価額で落札されました。
また、10月19日、22日に紹介した「(ケ)312号」、「(ケ)318号」は同一建物、同一フロア、ほぼ同面積の物件です。評価人が同一人でしたから、売却基準価額を反映した落札価額となりました。
三番目に、立川支部管轄では、特に権利関係に問題がなくても、不売となり(駅から遠いなどの理由で入札者なし)、その後に売却基準価額を30%引き下げて再び競売になる事件があります。こうした物件は、割安感が強いので、検討に値します。
最後に、やはり落札者は法人が圧倒的です。法人は競売を仕入に使っています。すなわち、卸値で不動産の取得ができるのが競売です。個人の方は、競売サポート業者をうまく利用して落札までつなげましょう。
なお、記事に添付している写真は、売却決定期日までに順次削除していきます。
この地域で、入札参加を計画している方は、お早めにご相談ください。明日は、東京地裁本庁の平成24年度第21回の期間入札の閲覧開始日です。どんな物件がでてくるか、楽しみです。
<安心の落札・不動産競売流通協会の岡野不動産>
当社の「競売サポート契約」は、@三点セットの情報を基に入念な現地調査を行い、A近隣類似物件との比較、B法令・裁判例などの情報等を総合して、投資対象としての適否・優劣、落札可能価額、予想利回り等を提示しています。そして、クライアントとのディスカッションを通じて、入札をお手伝いしています。
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