開札結果 ・東京地裁 本庁・
今日は、東京地裁本庁の開札日です。
今回の期間入札は、土地・戸建・マンション合計47件でした。売却が39件、取下により売却されなかった事件が8件でした。
落札者の属性は、法人が33件、個人が6件です。法人の落札率は85%です。売却基準価額を下回る価額で売却された物件は1件でした。
ちなみに、前回(1月22日)の本庁の開札では、法人の落札率が88%です。法人優位が続いています。
法人の多くは不動産業者です。不動産業者が落札すると、いずれ転売されます。
したがって競売は、業者が仕入に使っている卸売市場といえます。個人は法人が転売した物件の買主です。
先日民事執行センターに行きましたところ、入札書きの提出や3点セットの閲覧をする個人の方を多く見かけました。
当社への問合せや競売セミナーの参加希望者も増えています。そして、個人で入札に参加される方も増えています。
しかし、開札結果をみると落札までは至っていません。こうした苦戦している、個人の方に「落札のコツ」をアドバイスします。
個人の方が落札できない理由は、次の問題を解決できていないことにあると考えられます。
@ 閲覧開始日から入札締切りまで3週間で決心しなければならないこと。
A 価額情報の分析が十分でないこと。
上記の問題点が解決できれば、落札することができます。
@については、閲覧開始日前に落札したい物件のターゲットを明確にしておきましょう。
閲覧開始から入札締切りまで3週間しかない競売では、時間との勝負になります。中古流通物件のように、不動産屋をいくつも巡って物件を選び、オーナーに値下げ交渉をしてから判断する、といった悠長な感覚ではチャンスを逃します。
信頼できるサポート業者のアドバイスを受けて落札を勝ち取ってください。
Aについては、3点セットの読込みと中古市場の「小売値」の分析が必須です。
中古流通物件の価格を起点にして、当該競売物件が有する難点を入札価額に織込みます。
売却基準価額を起点にしたのでは、価格決定は物件の内在価値をグルグル回りしてしまいます。
落札は依頼人と当社とのチームプレーです。
一緒に落札を勝ち取りましょう。
<安心の落札、競売サポートは岡野不動産合同会社>
★ 当社では、安心の落札をモットーに入口(3点セットの分析)から出口(引 渡し)まで、トータルにお手伝いしています。
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