日本人は派手好きで堅実性に乏しい
証券投資として不動産市場にアクセスする方法として、REITの購入が挙げられます。REIT投資のメリットは、小口資金からの投資が可能で、流動性が高い(売却が容易)ことです。
購入・売却時の手数料率も低いといえます。ただし、配当利回りは4.5%程度(大和証券の住宅型REITの今期予想利回の平均)となっています。また、来年からは税率が20%超になります(株と同じ)。
実物(マンション)投資に魅力を感じるためには、賃料から管理費・修繕積立金を控除した実質利回りが証券投資を上回っている必要があります。
ところで、新築の投資用マンションは実質利回りで4%を割っています。新築は、売出し価格に広告宣伝費や販売報酬が上乗せされており、価格設定が高すぎます。
堅実に行くならREITですが、新築は完売します。自己資金なしのフルローンで新築マンションが購入できると勧められると、派手好きは落ちてしまいます。
派手好きで堅実性に乏しいと後悔します。
数年経つと賃料は下がり、修繕積立金が上がるので、逆ザヤ必至です。さらに空室月は賃料収入なして返済だけがのしかかります。
借金して、投資用不動産を買うのは止めましょう。儲かるのはデベロッパーと金融機関(ノンバンク)だけです。
ちなみに、借金して株を買うのが信用取引です。信用取引で儲かるのは証券会社です。
当社で入札に参加した投資用マンションのほとんどはフルローンで購入した個人の方の抵当権が実行されたものです。フルローンのリスクが顕在化したといえます。
他方、競売手続きで(現金で)投資用マンションを取得すれば、REITの利回りを上回る投資収益を得ることができます。
当社顧客は堅実な方が揃っています。みなさん競売手続きを選んでいます。
<最高品質のサポート、安心の落札は岡野不動産合同会社>
明日は東京地裁本庁、立川支部とも開札日です。私は、当社顧客の開札結果を聞きに売却場に行く予定です。ついでに自社入札物件の書類の提出も行います。
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