2014/02/18 9:32:15
平成25年(ヌ)第187号事件 ・高円寺の土地(続き)・
競売には(ヌ)事件と(ケ)事件があります。本件は(ヌ)事件の特徴が現れています。
(ヌ)事件は金銭の支払を目的とする債権について、「強制競売」(民事執行法43条1項)が行われるときに付されます。
考えられるのは、債務者が先行する民事訴訟で敗訴した結果、勝訴債権者がその確定判決を「債務名義」(同22条)として、債務者所有の不動産に競売を申立てるケースです。
本件債権者は、債務者Aの土地共有持分(1/2)のみに強制競売を申立てています。相共有者Bは本件債権者とは無関係だからです。
持分の売却なので、買受人は「・・当然に使用収益で着るとは限」(物件明細書第5項)りません。
このため、持分の売却額の場合には完全(100%)な売却より割安になってしまいます。
これに対し、競売事件数で圧倒的に多い(ケ)事件は、担保権の実行です。金融機関は、融資の際に抵当権を設定します。不動産の価値の全てを把握しますので、(ケ)事件のときには不動産の全部が売却対象になります。
なお、入札参加者にとっての手続きは、(ヌ)事件・(ケ)事件とも同じです。
<最高品質のサポート、安心の落札は岡野不動産合同会社>
売却基準価額および落札価額と中古流通価格との関係はセミナー(22日)で解説します。
申込はホームページ(画面右のボタン)をご覧ください。当社では、現金での投資を計画している健全な個人投資家の方ために、業者の仕入れ価額での物件取得をお手伝いしています。
お問い合せ