開札結果(東京地裁 本庁 24日)
1.開札結果(東京地裁 本庁 24日)
内訳は、不売・取下・変更・停止により売却されなかった事件を除くと、戸建19件、マンション33件の落札者が現れました。
落札者の属性は、法人が45件、個人が7件となっています。法人の落札率は、86.5%でした。
このブログで取り上げた事件です。掲載日のコメント全文を読むとより理解が深まります。
(1)7月1日(平成26年(ケ)第166号事件・借地権解除・)は、法人1件の入札でした。
★底地権者と交渉ができたと考えられます。
(2)7月3日、4日(平成26年(ヌ)第44号事件 ・持分で(ヌ)・入谷駅6分(鶯谷駅も利用可)の3DK(57u)築34年です。売却基準価額は、286万円)は、「取下」でした。
掲載日のコメントの一部を再掲します。
「・・(ヌ)事件では、債務名義を有する勝訴債権者が、敗訴債務者に対して心理的圧迫をかけて履行を促す目的で競売を申立てている場合もあります。
現況調査報告書によれば、本件債務者で占有者(A)は、管理費・修繕積立金の滞納もなく、お金がないということではないようです。
敗訴債務者が債務を払えば、本件競売事件を申立てた債権者は満足し競売を「取下」ます。実際(ヌ)事件では「取下」となることが多いです。」
★債務者が支払ったと考えられます。債権者は心理的圧迫目的で競売を申立てていました。
(3)6月25日(平成25年(ヌ)第265号事件 江戸川橋駅4分の3Kタイプのマンション(61u、築48年)です。売却基準価額は2万円)は「停止」です。
★「弁済受領・猶予文書」(民事執行法39条1項8号)が提出されたと考えられます。
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競売には、不良物件もあります。正確に条文を適示することができ、裁判例についても理解ができている担当者に依頼すると安心です。
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事前申込不要です。当日受付にてお申出ください。
日 時 7月26日(土)10時から11時半
受講料 無料
場 所 杉並区立 阿佐ヶ谷地域区民センター 第5集会室(3階)
(JR中央線 阿佐ヶ谷駅 南口2分)
テーマ 競売不動産落札価額決定の仕組み
1) 3点セットの見方
2) 売却基準価額・落札価額・中古流通価格
3) 入札参加の注意点
4) 落札後の手続き
5) 当社自己落札物件の紹介
★杉並区立 阿佐ヶ谷地域区民センターの地図は当社ホームページにあります。
★平成25年(ヌ)第215号事件を題材に解説します。お手もとメモ用にご用意いただきますと便利です。(プロジェクターを利用しますのでなくても構いません)
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