2016/01/07 11:32:45

中国経済 ・矛盾は続かない・

世界の株式市場は動揺しています。中国経済の先行きが見通せなくなってきたからです。昨年8月にこのブログに5回に分けて掲載した内容を再掲します。


・矛盾は続かない(1)・


中国経済への先行き懸念を理由に、世界の金融市場は動揺しています。
中国が目覚ましい成長をしたのは、ケ小平氏の改革開放からです。改革開放政策の基礎は共産党主導の社会主義市場経済です。


社会主義(≒一党独裁)と市場経済(≒自由競争)とは明らかに矛盾しています。


習近平体制は経済への政府の干渉を減らす「新常態(ニュー・ノーマル)」を掲げていますが、これは政府では干渉できない程度まで経済が拡大してしまったことの表れです。


実際には不動産の下支えによる景気対策や為替介入等を繰返していますから、矛盾を抱えたまま経済政策を続けています。


残念ながら、こうした矛盾状態が永久に続くことはありえません。




・矛盾は続かない(2)・


中国の景気悪化懸念から世界の株式市場は大きく値下がりしています。
中国の社会主義市場経済は大きく揺らいでいます。


中国経済は、不動産の価格上昇を梃子に景気を浮揚させてきました。


地方政府が公的支出の8割を負担する歳出構造の下では、地方政府は土地利用権の売却益に依存せざるを得ない構造にありました。


中央政府は、公益支出の2割しか負担しませんから、歳入に対し歳出の割合がちいさく、黒字を続けています。


これは、社会主義(≒一党独裁)の表れです。


他方、土地利用権を取得してマンションやショッピングセンター、工業団地を建設するとその物件は需要と供給により取引が成立します。


これは、市場経済(≒自由競争)の表れです。


社会主義と市場経済は明らかに矛盾しています。


残念ながら、矛盾が永久に続くことはあり得ません。



・矛盾は続かない(3)・


世界の株式市場は金融緩和で溢れたマネーにより、割高なレベルまで買い上げられていましたから、中国経済の腰折れによる、将来収益の低下懸念には脆弱です。


大きな傷を癒すには時間がかかります。


中国では、1人っ子政策の影響で労働人口の急激な減少が確実です。同時に高齢化も進展しますから、潜在的な経済成長率は低下しています。


よほど生産性を向上させない限り成長を確保できないでしょう。


他方、都内の投資用不動産は値下がりしません。賃料は下がらないので、安定した利回りが期待できるからです。



・矛盾は続かない(4)・


中国の景気悪化懸念から、世界同時株安になっています。中国経済の腰折れによる、将来の起業収益の低下懸念が現実的ななってきました。


今回の景気悪化で、中国は深刻なデフレに見舞われます。デフレ脱却には、人々のデフレ期待を払拭するまで、金融政策、財政出動、規制緩和の下で長い時間をかけることになります。


ところで、「社会主義」(≒一党独裁)と「市場経済」(≒自由競争)は矛盾していて、永久に続けることは不可能です。


そんな国では、規制緩和はできません。


わが国でも十分な規制緩和ができなかったために、デフレが長引きましたが、中国では規制緩和を期待することは、投資家の願望に過ぎません。


予測と願望を取り違えているひとは、投資に向きません。




・矛盾は続かない(5)・



土地利用権の相場にはシャドーバンキングが加担しています。


不動産支出(家具購入や管理費など間接的な支出も含む)は中国経済の約4分の1を占め、不動産セクターが壁に突き当たれば他のセクターにもドミノ効果をもたらすほどの規模となっていています。


他方、ここ数年、中国系企業が香港等のオフショアで、米ドル建社債を発行するケースが著増しています。調達した資金が理財商品等の高金利商品(シャドーバンキング)に投資されている可能性が懸念されます。


シャドーバンキングが破たんすると最終的には、中国企業の外貨建社債を購入した国際的な投資家に影響が波及することになります。









会社概要

会社名
岡野不動産(同)
カナ
オカノ フドウサン ゴウドウカイシャ
免許番号
東京都知事免許(2)94547
代表者
岡野 直行
所在地
1660003
東京都杉並区高円寺南4丁目44−14平野ビル 301
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代表:03-5929-7021
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