2016/07/28 7:07:20
占有部分の面積 ・壁芯と内法・
マンションの面積の表示には、2つの方法があります。
内法(うちのり)と壁芯(へきしん)です。
内法は、登記簿で公示されている面積で、壁の内側の面積をいいます。
壁や柱の厚みは含まず、実際に住むことのできるスペースです。
競売の3点セットは、登記簿の面積(=内法)で表示されています。
他方、壁芯とは、柱や壁の厚みの中心線から測った面積です。
壁や柱の間、すなわち隣室との中間から測った面積です。内法より広くなりますので、見せかけを重視する不動産広告では壁芯面積を使っています。
もっとも、壁芯表示にも言い分はあります。
壁芯は実際に使用することのできるスペースだからです。すなわち、壁芯は例えば壁に釘を打込むスペースまで考慮した面積ともいえます。
競売物件の面積は内法のため、同じマンションの他の部屋の不動産広告の面積(壁芯)より、小さく表示されています。
当社で落札した物件の内法と壁芯です。
物件1. 内法14.46 壁芯16.50(1.14倍)
物件2. 内法18.00 壁芯20.16(1.12倍)
物件3. 内法28.17 壁芯30.60(1.09倍)
注)内法は3点セット(登記簿)、壁芯は新築時パンフレット記載
表示方法の違いで、だいたい1割くらいの差になります。
なお、競売物件(内法)をその建物の広告物件(壁芯)と比較するには、管理費・修繕積立金で補正します。
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競売サポートは、民事法(民法、民事訴訟法、民事保全法、民事執行法、民事調停法など)の解釈に詳しい業者に依頼すると安心です。
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