2017/04/30 9:20:48
ジャンク物件(4) ・平成28年(ケ)第848号・
<<昨日の続きです>>
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物件は、足立区東和五丁目 千代田線「北綾瀬」駅から徒歩約11分の区分マンション26.29平米(内法)です。売却基準価額は1万円です。
売却基準価額1万円ですから、保証金は2千円で入札に参加できます。
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売却基準価額が1万円になった理由は、建物評価額よりも管理費・修繕積立金の滞納額および遅延損害金が多いからです。
この点は評価書9ページで確認しましょう。
現況調査報告書では、管理費・修繕積立金の滞納額1,977,471円、遅延損害金1,467,741円と記載されています。
滞納は平成17年8月から続いていて10年以上の滞納です。
なぜ10年以上の滞納を放置しているのでしょうか。
この部屋の所有者(占有者)は、エレベータも使っているでしょうし、耐震補強工事のメリットも受益しています。
管理組合は、こういう所有者を放置していてはいけません。
競売になっても、既報のとおりジャンキーに狙われて、代金納付には至りません。
したがって管理費・修繕積立金の回収はできません。こういう管理組合に所属する区分所有者は誠にご愁傷様です。
<最高品質のサポート、安心の落札は岡野不動産合同会社>
明日は、管理組合が、管理費の滞納分を請求しないことを表明している物件を紹介します。
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