2019/07/16 8:52:49
中古マンションの再販状況(1)
今日は、中古マンション流通(買取・転売)事業について考えます。
株式市場は将来の企業収益の評価です。
私はファンドマネージャーやアナリストとしての経験が長く、不確実性の高い将来の事業環境を展望する際には株価も参考にしています。
当社を含めてマンションの中古マンション再生流通事業(買取→リフォーム→転売事業)は中小不動産業者の収益に柱です。
中古マンション再生流通事業大手のインテリックス(8940←株価チャートを見ましょう)は2019年5月期決算を発表しました。
18年6月〜19年5月の業績は、主要事業である中古マンション再生流通事業(リノヴェックスマンション事業)が不振です。
売上は前期比18.0%減、営業利益は同30.3%減となりました。
同社は今後の見通しとして、次のように主張しています。
1.首都圏マンション市場
2016年以降3年連続で中古の成約件数が新築の供給戸数を上回って推移している。
新築マンションは、用地の高騰や建築費の高止まり等を主要因として供給が低水準に止まる。
リノベーションした中古マンションは、新築の代替商品として注目され需要が高まることが予想される。
2.リノベーション市場
新規参入や厳しい競合状況が続く、当社方針としては、中古マンション再生流通事業において、競合状況を鑑み採算性を重視した仕入・販売活動を継続する。
<決算短信からリノヴェックスマンション事業部分のみ抜粋>
詳しくは、インテリックス(IR)のページ参照
https://www.intellex.co.jp/ir/
<最高品質のサポート,安心の落札は岡野不動産合同会社>
次回は、中古マンション再生流通市場についてコメントします。
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