新築建売(1) ・在庫調整・
ここ数年建てれば売れていた新築戸建ですが、ここにきて急速に売れ行きが鈍っています。
考えられる理由です。
1)買える人は買ってしまった
長く続いた超低金利、住宅取得優遇政策の下で、住宅ローン(正社員で勤続3年以上だと審査が通りやすい)可能な人は買っちゃいました。
※当社管理物件でも新築戸建てを買って引っ越していったひとはたくさんいました。
2)住宅価格
イ)販売価格はひところより値上がりしています。木材の価格は下落していますが、住宅設備品の値上がりや職人不足で人件費は高止まりです。
ロ)ローン返済と賃料ではローンの方が多額になってきました。コロナ禍が過ぎて魅力的な使いみち(レジャー)が溢れています。
※派手好きで堅実性に乏しい日本人には節約して返済することが苦手です。
※コロナ禍で遊園地閉鎖の時に住宅展示場行って戸建て買っちゃうのですから派手好きで堅実性に乏しいですよ!
3)都心回帰
会社も出社を求めるようになってきました。郊外の戸建てでのんびりリモートワークしている場合じゃないですよ。日本企業は生産性が低いといわれますけど構成員(従業員)の資質の問題です。
※出社回帰で新橋の飲み屋街は繁盛しています。
4)金利上昇
住宅ローンでは7割の人が変動金利を選択しています。最近の金利上昇で変動金利も上昇懸念が高まっています。
5)飯田産業のIRレポート
建売最大手の飯田産業でも在庫調整してる、って自白してますよ。
2024年3⽉期2Q決算説明資料 (eir-parts.net)
※11月9日発表
<最高品質のサポート,安心の落札は岡野不動産合同会社>
郊外の新築戸建ての売れ行きが停滞して、中古マンションがどんどん売れる、とは考えられませんね。住宅用建物売買仲介を謳歌してきた不動産やは苦境に陥るでしょう。
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