「基準地価公示されました。」
‵19の基準地価が発表されました。東京や大阪名古屋の三都市圏では2.1%程度の上昇で、特に商業地では5.2%の上昇でした。残念ながらここ四国中央市については概ね、1%〜2%の下落です。中には10%(一割)程度値下げされた宅地も見受けられます。この要因は人口の減少、空き家の増加、また大規模商業施設が縮小されて行く事など、様々な事柄が考えられますね。
わたし達が売却のご依頼を受け、売出価格をご提案させて頂く訳ですが、売主様としては少しでも良い値段で手放したいと思われるのは当然のお話です。甘んじてそのご意見を尊重させて頂いた場合、結果売却する事は難しく時間ばかりが過ぎて行く事となります。適正な市場価格を判断する事は大変重要ですので、しっかりと目定めたご提案をさせて頂くためにも、切磋して行きたいと思いますね。
「手水舎完成致しました。」
自宅近くの氏神様『三皇神社・若水神社』の手水舎と水盤が新しくなりました。総檜造りで、屋根は銅板葺きです。銅板はご存知の通り経年変化で緑青が発生する訳ですが、この緑青、不導体被膜と呼ばれる酸化被膜となり、非常に緻密で酸化を防ため、耐用年数は粘土瓦以上に持つと言われておりますね。
念のため手洗い作法をご案内致します。@右手で柄杓を取り、手水をすくい左手を清める。A次に柄杓を左手に持ち替え右手を清める。B次に口をゆすぐためもう一度右手に柄杓を持ち替え、左の手のひらに手水を溜めて口に含むC音を立てずに口をゆすいで清め、そっと吐き出す。D先の動作で左手をもう一度清める。E最後に柄杓の柄を片手で持ち、椀部が上になるよう傾け、柄に手水をしたたらせて洗い流す。F柄杓を元の位置に静かに戻す。ちなみに『伊勢神宮』では五十鈴川で手水を取ります。本来はこのように神社の近くにある川で身を清めていたのですが、時代と共に川も汚染され、手水盤に溜めた水が使われるようになって来たようです。早朝の神社、身も心も洗われる気がいたします。
「地方拠点強化税」
地方創生を掲げている政府は15年度から東京に集中している企業の地方移転を促すための優遇税制を導入しております。これは『地方拠点強化税制』と呼ばれ、東京23区内に本社機能を持つ事務所や研究所などを、地方都市に移した場合「設備投資減税(オフィス減税)」・「雇用促進減税」が適用され、法人税額が軽減される仕組みです。また、既存の地方事業所で雇用を増やした場合も減税対象となるようです。内閣府の調べでは、今年7末までに348件の優遇措置申請が上がっているらしく、これらすべての企業移転が認められれば、地方に約1万4千人の雇用が生まれるという事です。
また、都市部から地方への移住を検討されている方の相談窓口になっている『ふるさと回帰支援センター』によりますと、昨年度の移住相談件数が41,518件で、それをけん引しているのは、若者や子育て世代らしいです。これは『自分らしい生活スタイルを求めて、地方移住を望んでいる若者が増えた』と分析されている様です。『ポツンと一軒家』でも香川県に移住した30代の若いご夫婦は卵を販売して生計を立てていたり、東京に会社拠点をおいた30代の社長さんが愛媛県の山奥に手造りの本社を、たった一人で建築されているのを拝見致しました。如何ですか?都会の喧騒に知らぬ間にストレスを抱えている方居られませんか?不便こそが人間らしく生きられる糧かも知れません。
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