2019/11/12 9:07:53
「誰も住まなくなった実家の処分」
前回京都の家主様が所有する不動産を譲られた記事を書いたのですが、少しニュアンスは違いながらも、昨日も似たような相談を受けました。
『なかなか売れそうにないが、私も歳だからタダでも良いから誰か貰って欲しい。』と、誰も住まなくなったご実家の維持管理する事さえおぼつかず、所有している事すらストレスを感じておられるご様子でした。その住宅は山間部に在り、築年数も70年程経っており、庭先には澄み切った水を湛えた井戸があり、お風呂は五右衛門風呂、台所は未だに土間でその片隅には今も『おくどさん』が鎮座している様な、実に古風な佇まいなのです。
日本国内には数えきれないほどの『空き家となった実家』が点在しております。そして、次の住まい手がないまま只々朽ちて行くのは残念で仕方ありまありません。またいつかこの五右衛門風呂とおくどさんに、‶火”が灯される日が来ることを心より願っております。
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