『不動産IDデータベース化。』
皆さまはもう既にマイナンバーを取得されていますでしょうか。時々不具合が発生したニュースを耳にしますが、政府は土地や建物に対しても「不動産ID」のデータベースを整備されるようです。この「不動産ID」’22年に導入している17桁の不動産番号(識別情報に記載)で、戸建てやマンションなどで管理している訳ですが、国土交通省はこれらの不動産に関連する情報、例えば建築規制や電気・ガスなどの設備状況に対するデータを一括で「不動産ID確認システム」(仮称)にて管理して行くようです。
私達不動産業者は物件の購入者に対して、登記情報、建築基準法、都市計画、インフラ設備等様々な情報について説明させて頂いておりますが、その情報を調査するためには各役所などに出向いている訳で、結構時間を要する場合もございます。しかしこのID番号が整備されると、これらのすべての情報は迅速に入手出来てしまう事と成る訳です。
ただ、このデータが使える自治体は暫く全国440市区町村だけとなり、国内すべての地域についてはこれから徐々に広げて行かれるようです。
このIDの使用例としては、例えば運送会社が複数の地域に荷物を配送する場合、IDだけ入力すれば住所・地番・部屋番号等入力する必要が無く、地図情報上の効率の良いルートが選択される訳です。また、住宅に関連した物では、対象物件の売買取引履歴や建物が存在する場合その建物のリフォーム履歴、またはハザードマップとの紐づけもされる事となる訳ですから、人間でいえば病院や美容室のカルテみたいなものでしょうか。
当然我々不動産業界でも「レインズ」と言う情報システムには、取り扱いしている不動産の情報を共有出来るようにしております。政府としてはこのレインズとID情報を連動させる事で、より詳しい不動産データを整備して行く事と成ります。このシステムが正式に導入される事で、調査漏れが無くなり、より精度の高い調査が出来るのではないでしょうか。
『詐欺メールにご注意ください。』
今年3月時点での詐欺ウォールによる詐欺サイトの検知数は約580万件に達し、2月と比較して約67万件程増加していた様です。 その内容には「官公庁」関連の詐欺サイトが急増しているようで、半数を超えているとの事。特に 2月は入学・入社シーズンを狙った詐欺(特に携帯キャリアに見せかけた詐欺)が多く、「国税庁」や「日本年金機構」など特に金銭を扱う機関が狙われているようですね。
その他には「電力会社」や「銀行系(三井住友銀行、PayPay銀行など)」の増加も見られ、SoftBankやauのフィッシング詐欺サイトが急増しており、特にSoftBankの偽サイトは、スマホOSごとにページを切り替え、iOSからアクセスすると認証情報を盗み、Androidからアクセスすると偽アプリをダウンロードさせるようになっているそうです。
実際私もAmazonやイオンバンク、楽天銀行カードなどどう見ても本物と区別がつかない程紛らわしいメールが送られて来てますね。一応「迷惑メールフィルター」の設定をしておりますから、それらのメールは全て「迷惑メール」のフォルダに自動的に移行されております。
しかしこういった詐欺メールはどんどん悪質化しており、一見本物かどうか判断が付かない場合はその送られて来たメールアドレスやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する必要が有りますね。いわゆるドメインが.jpや.comじゃない場合は必ず詐欺メールだと疑ってみるのが宜しいかと思います。仮にメールを開いてしまって、個人情報、特にクレジットカード番号やID・パスワードの再確認などが要求された場合は、まずは詐欺メールでは無いかと疑った方が良いでしょう。
またレストランなどで無料Wi-Fiに接続される場合も、無料Wi-Fiによく似たSSIDを設定し、間違ってアクセスさせるように仕向けるという手法が有り、あっという間にスマートフォンの情報が盗み取られてしまう危険も有りますから、充分ご注意頂きたい所です。
この先様々な手法で詐欺を仕掛けて来ますので、皆様くれぐれもご用心下さい。
『落ち着かない今日この頃。』
アメリカのメディアによりますと、懸念されていた連邦政府の借入限度額である債務問題をめぐり、バイデン政権と野党共和党が27日に原則合意に達したとの発表で、アメリカ内部の表立ったゴタゴタは一先ず片付いたと言うことでしょうか。
現在ロシア・ウクライナ情勢が様々な影響を及ぼしている中で、アメリカがふらつくと世界情勢は増々不安定な状態になりそうでしたから、ほっとされた方も沢山おられたのではないでしょうか。そうなって来ますと気になるのはロシアがこの先どういう形で侵略行為を継続するのか、大変心配なところです。また、中国の習近平国家主席は「祖国の完全統一は必ず実現しなければならず、必ず実現できる」と発言しており。3期目の任期を終える2027年にも台湾侵攻の可能性があるとのシナリオを公表し、台湾有事を煽っている有様です。
どうした物でしょうね。平和を謳う国が多い中で何故このような侵略を行おうとしてしまうのでしょう。こうした現状がある限り、何か落ち着かない気がいたします。
昨日郵便物をポストに投函するため自転車で走っていましたら、玄関扉を開け広げたカラオケ喫茶があり、午前中にも関わらずカラオケを歌うおじさんの唄声が、大音量で聞こえて来た訳です。まあまあ上手でしたから、耳障りだとは思わなかったですが、いやいや日本は平和だなぁ〜と感じましたね。
ストレスばかり抱え込んでいる国家主席や大統領の方々も、こんな風にカラオケで憂さ晴らしをして頂ければ、武力で侵略する事も無かったのではないでしょうかね。何れに致しましても、ロシアとウクライナの争い、中国の台湾侵攻、その他さまざまな国同士が争う事が無くなります様お願い致します。
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