『利便性?ゆとり?どちらを優先されますか?』
30日エンゼルス大谷翔平選手が、飛距離134mの29号ホームランを放ちました。何か凄いですね!見てますと軽くスイングした様に見えてしまうのですが、硬球を打ちのめす音が尋常ではない音を発しますから毎回驚かせられますね。
さて、最近住宅の建築用地を捜される方のお話を伺っておりますと、土地の広さは90〜100坪が理想ですと聞く事が多くなった気がいたします。その理由は明確でその方達は皆さん『平家』をご希望されている訳なんですよね。床面積がほぼ30坪までで、2LDK〜3LDKを基準とした間取を考えておられる方がほとんどですね。そしてもう一つ必要とされる条件が、駐車場スペースは最低3台は止めたいと言う事です。
ですからどうしても敷地の広さは90坪程度を必要とされる訳で、そうなると坪単価の安い地域に土地を求めて行かなければならない。ここ四国中央市でしたら寒川町から西方面、例えば豊岡町そして土居町周辺でしたら坪10万円以内で土地を見つけられる感じでしょうか。そんな感じですから最近土居町周辺で宅地造成をされている場合の販売価格を見ますと、坪単価10万円が基準となりつつあります。もちろん街なかで土地を求められる方なら、従来通り50〜60坪の土地で有れば二階建てで延べ床30坪位の住宅が建てられる訳です。ただ、市内でそこそこ利便性の良い地域の土地値は16~18万円で、やはり総額1,000万円は土地代として必要な計算となる訳ですね。
さてこれから新規に住宅を検討される方、利便性を優先されますか?それともゆとりを優先されますか?
『映画、土を喰らう十二か月。を拝見し気付かされた事。』
昨日の夕方、以前土地の売却をお手伝いさせて頂いた、地主さんが事務所を訪ねて下さり、沢山の『スモモ』を頂戴いたしました。このスモモ現在売却中の畑になっているスモモですから、畑が売れてしまうとこのスモモは頂く事が出来ない訳ですから、何か複雑な気持ちではございます。
先日、沢田研二さんが主演された『土を喰らう十二ヶ月』と言う映画を観させて頂きました。『土を喰らう』とは、旬を味わって頂く事で、四季の移ろいの中で大自然が育んでくれた食材を、感謝を込めて頂く事で有り、その一瞬一瞬を大切に戴く事とのお話しでした。撮影は私もとても好きな場所で5〜6回は訪れた事のある、長野県の大町がメインで白馬でもロケが行われたらしく、バックに見える白馬岳等がとても美しく、そして懐かしく感じながら観ておりました。
沢田研二さん演じる作家のツトムが、降り積もった雪をかき分け野菜を収穫したり、氷室に保存している小芋を桶に入れて皮を取り、その小芋を囲炉裏端で焼いて食べる。四季折々の山菜を大切に戴く何気ない景色を、日本ならではの二十四節気になぞらえて話が進行する、心穏やかな映画でした。
塩漬けにした梅を天日干しにする景色、畑から採って来たばかりの白菜を塩漬にする等、なんとなく懐かしさを感じておりましたね。後から知ったのですが沢田研二さんがロケの準備をしている際、糠床を自ら確認して「この糠床ちょっと硬いなぁ。」とおっしゃってたらしく、普段の生活でも糠漬けをしている事を感じさせられたとのコメントが有りましたね。
「土を喰らう」生活は精進料理に近いなぁって感じましたね、タクワンと汁だけでご飯を戴いたり、胡麻を磨り潰して葛で固めて胡麻豆腐にして戴く。全ては畑から収穫出来る物ばかり。ああ、これで良いんや!と納得させられた映画でした。
余談ですが映画に登場する「さんしょ」と名付けられた犬が登場しますが、この犬・白馬にお住いの方が買われている雑種の雌犬なんですが、映画の撮影準備しているスタッフが乗った軽自動車を、付いて来ていた事がきっかけで出演が決まったそうです。
何でしょうね日本て良い国ですよね、四季が有り、その季節季節に戴く事の出来る野菜や山菜が間近で採れて、それだけで生きて行けるのですから。都会の喧騒に囲まれ、ギスギスとする人間関係に疲れ、どこに行っても雑音の中から出て行けない、そんなものは一切なく二十四節気を肌で感じ、そして土を喰らいながら暮らす。これが私達日本人の原風景ではないでしょうか。
『毎朝境内のお掃除、誠にお疲れ様です。』
朝から蒸し暑いですね、今日も気温は高くなる気配ですが、円の方はと言えば下落傾向でそれも気がかりです。
私の事務所にはいわゆる神棚は置いておりませんので、毎朝、妻鳥の三皇神社に赴き参拝をして来る訳ですが、境内はいつも掃き清められております。その理由、近くにお住いの氏子さんで農業を営まれている高齢の方が、毎朝ブロアーを使って枯れ葉を掃き集め、拝殿の縁側も綺麗に掃除されている訳なのです。
私が参拝する時間は8時前なのですが、たまに7時過ぎに訪れる時にはその方とお会いする事があり、時々挨拶を交わさせて頂く事が有ります。先日も良いお天気だと言葉を交わしておりますと、田植えも一段落ついてちょっと落ち着いたと笑いながらお話しをされておりました。ホント毎日毎日朝早くから広い境内の枯れ葉を掃き集めておられる事に感謝しかないですね。なかなか出来ない事だと思います。
継続は力なりと申しますが、この方を見てますとまさにその通りだと感じた次第です。一心不乱に境内を掃除されるお姿、神々しくも有ります。
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