『彼岸入りしましたので、お墓参りしなくては!』
今朝起きて窓の外を見てかなり驚きました。寒い寒いと思っていたら雪が降っておりました。その後は日差しが戻り青空が覗いてますので、地元中学校の卒業式はとても気持ちの良い想い出の一日になるのではないでしょうか。
さて、今日からお彼岸、23日の彼岸明けまで一週間。昨日、一昨日は愚図ついたお天気でしたので、お墓回りはまだまだ湿気を含んだ枯れ葉が吹きだまりになっているのかと想像します。明日以降には雑巾、ちり取り、ホウキ、水タンクなどを持ち込み掃除と、ハナシバの交換をしっかりと済ませた後、ゆっくりとご先祖様にご挨拶をさせて頂こうと思っております。
‶秋川雅史″さんの有名な唄「千の風になって」では、‶わたしは そこにはいません″‶あの大きな空を 吹きわたっています″と言う事ですので、念仏を上げる時は空を見上げて唱えたいと思っております。お彼岸には太陽が真東から昇って、真西に沈む事からご先祖様がいる‶彼岸″は西の方向で、私たちがいる‶此岸″が東にあるとされておりますので、その彼岸と此岸が最接近するのがこの春分の日辺りがお彼岸とされているそうです。私のご先祖さまもどこかしら、風に吹かれて漂っているのかも知れませんね。
昨日、事務所に座っていると京都に住まれている方から電話を頂き、今近くにいるから事務所にお邪魔する。とのお話しで数分後に京都ナンバーの車が事務所の前に止まりました。その方は市内にそれなりの土地を所有されており、以前からそれを売却する予定だとお聞きしていたのですが、その打合せをしておこうとのお話しでした。この頃日曜日も事務所に座る事が多いので、突然の訪問にも何とか対応出来た事に有難く感じております。
その方はもう81歳になるとの事で、今月末で運転免許証を返納し、乗って来られた車も処分するとの事でした。そう言う事もあり京都から車で来るのもこれが最後だと言う事で、今後ご先祖様から引き継いできた土地の管理もおぼつか無くなると言う事となり、わざわざ私の事務所まで3時間以上かけてお越し下さった訳です。
そう考えて見たら、現在私が売却の依頼を受けて居る物件の所有者、その半数以上が遠方に住まわれている方ばかりですね。中には一度もお会いした事が無いまま、売却のご依頼を受けた方もいらっしゃいます。数年前には北海道の石狩に住まわれている方もいらっしゃいましたね。この先こういう、遠方に住まわれている方々からの依頼が増えてくるのではないでしょうかね。コロナ禍の中横浜や埼玉迄契約書類の手続きに訪れた事も有りますので、アニメのドラえもんの道具、「どこでもドア」が有れば良いのにと思う今日この頃です。
『高度成長期に建造された構造物、点検整備を願う。』
セルビアの都市ベオグラード界隈では10万人を超える市民がデモを行っている。これは昨年11月1日に、ノビ・サドの鉄道駅舎で、コンクリート製の屋根が崩落し、14名もの命が奪われた事故に対する、政府の対応に不満を抱く市民が様々な場所でデモを行い、街中に数えきれないほどの人ごみで溢れている様です。画像を見ているとビルとビルの隙間には、人の頭しか見えてない感じとなっております。その駅舎のキャノピー(出っ張った庇)は今から61年前に建造されており、崩落の原因はやはり劣化。60年もの期間になんの維持管理も出来て無かったと言う訳で、その責任が問われている。
この様な事故は日本国内でも起こり得る事だと思われます。高架鉄道橋梁、高速道路橋脚、トンネル内壁、そして建築年数が耐用年数を超えてしまった建築物等々。阪神の震災以降高速道路の橋脚、高架鉄道橋梁については、現在も補強工事が逐次進められており、その風景を目にすることが有ります。ただ、時々通行するトンネルについては、少し気掛かりになります。
例えば「堀切トンネル」という四国中央市の山間部を抜けるトンネルについては、いつも何故か漏水をしており、晴れた日でも壁面に水が垂れ、路面が濡れている事を良く目に致します。「水」、それが流れ出ていると言う事実は、そのトンネルの内壁にひび割れが生じており、その内部から何処からともなく水が流れている訳でしょう。その状態を見ている限り年々その損傷具合は酷くなっているのかと感じており、万が一大きな地震が発生した時に、それは大丈夫なのかと気になって仕方がない所ですね。
以前にも東海道新幹線のトンネルの内壁の一部が落下したり、中央道の笹子トンネルの天井板が130m以上に渡って崩落し、9名が無くなった事故も記憶に新しい所です。確か北海道でもトンネルの岩盤が崩落した事故が有った様な気がします。それが施工時にコンクリートの被り厚が少なかった事例、または建年劣化による損傷が起因している事もあるようですが、日本国内にはまだまだ点検整備が不充分な所も有るのではと、無知な私はいつも気掛かりで仕方ございません。
現在そのような点検には様々な検査機器が有るのでしょうが、やはり「漏水」については、何とかならない物なのか気掛かりですね。そこを通る度天井が落ちて来ないか気になる今日この頃でした。
『SNSがもてはやされる、その反面増え続ける事件。』
彼岸前の土日はどうやら愚図つく天気となりそうで、墓掃除のタイミングが難しい。どうした物でしょうかね?
この頃何でしょうか、何か息苦しく感じております。世の中にSNSという‶文明の利器″が誕生し、スマートフォンを手にする方々が自由に自身の気持ち、思想、そして近況などを晒せる事が出来ている。
昨日は財務省解体デモが行われたそうで、そのきっかけとなったのがSNSに対する投稿。その投稿を目にした方々が1,000人を超える集団となり、デモに参加している。また、つい先日YouTubeの生配信をされていた、若い女性が男性に刃物で襲われた結果、命を奪われてしまうと言うとても悲惨な事件も有りましたし、昨日はNHKから国民を守る党の立花党首が、斧を振りかざす男に襲撃をされたのですが、その一部始終がSNSにて発信されており、加害者の男性の姿さえ中継されてしまっております。
どうなんでしょうか、こういう風潮はこの先どんどんエスカレーションして行くでしょうし、日本各地ではそう言うターゲットとされる被写体を求めて、道路や線路に危険を顧みず進入または飛び出しをしてしまう有様。一部ではその景色を見られない様目隠しを迫られて、要らぬ出費をしなくてはならないケースさえ有ります。時にはそれらの景色をより見栄えのするものにしたいと、橋の欄干に身を乗り出して、そのまま谷底に落ちてしまった事例さえ有ります。もはやこの現状は誰にも止める事が出来ず、逆にまだまだ抑制が効かなくなるのではと感じておりますね。
良い写真が取れる、結果他人からちやほやされる、そしてその感覚がいつの間にか興奮状態に陥り、見境ない行動へと導かれて行くのですから、それはもう個人の意思に任せるしか仕方がないお話しなんでしょうかね。自由を尊厳しなくてはならず、かと言って社会通念から逸脱してしまうのは許せない部分。また、それぞれのお国柄なども大きく影響しているのかも知れない、地元の方々には到底理解できない文化・思考についても、時々脅威を感じさせられる部分もあるようです。
例えば交通量の多い道路にはみ出し、スマートフォンで写真を撮ろうとしている中国観光客を止めようとして、逆にその相手に突き飛ばされてしまったと言う方さえいらっしゃいます。そして何より一番怖いのは、未成年のお子様方がSNSにより知り得た相手と直に会ったり、見知らぬ相手に画像を強要されてしまう事件が増え続けている事です。それらは全てが「文明の利器」が大きな原因となってしまいました。それはもはや私たち人間が、そう言うものに洗脳されてしまっているかも知れませんね。ダイヤル式の黒電話が有った頃がとても懐かしく思える今日この頃です。
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