『中古住宅、今の若者達にはモテないのかも。』
間もなく節分と言うのにまだまだ冬将軍は立ち去ろうとはしておりませんね。寒い!
そう言えば昔の家には和室から続く広縁が有り、そのそしてその外側には縁側が有る風景が当たり前だと思っておりましたが、この頃の住宅には和室すらない間取がほとんどではないでしょうか。勿論床の間も仏間も見る事が少なくなりました。たまにリビングの片隅に申し訳程度の琉球畳等を敷いたスペースを見かける事がありますが、昔ながらの和室の部屋は滅多に見なくなりましたね。
生活様式が変わってしまった訳で、この頃の住宅は広々としたリビングダイニングを取り、そこにはダイニングテーブルと大きなソファセットが、如何にもとという風貌で居座っている。そんな風景が今の主流なのでしょうかね。
何故こんな事を思う様になったかと申しますと、現在売却依頼を受けて居る中古住宅はほとんどが、広々とした和室が二間続きであり、そこに繋がる広縁が有る。また、台所に続くダイニングからは応接間と名付けられた部屋が、当たり前のように作られている事が珍しくない間取ばかりですから。私などにすればこういったスタイルの方が、住みやすい間取だったと感じております。
しかし、このスタイルは今の若い方々には煙たがれる存在らしく、いわゆる今のライフスタイルには向かない訳ですから、中々売却がスムーズにはいかないと感じるのが本音ですね。良くファッションは昔のスタイルがいつの間にか若者達にもてはやされる事が良く有ります。しかしながら、生活スタイルに限ってはそれを見受けられる事が無い訳で、今市場に出回っている‶中古住宅″の多くは若者達には歓迎されてないのが現実だと言う事でしょうかね。
そう言う意味合いも含めて日本各地に増え続ける‶空き家″、築年数が30年前後ならまだ何とか受け入れられている感じですが、40年、50年経過している物については、新しい住人を探す事は中々難しいのではと感じさせられますね。時間が経つにつれ家が傷んで来ますから、我々にすれば何とか売却の手助けをしたいと、あの手この手を考えておりますが、それが上手くいかない事が歯がゆくて仕方がない気がしております。唯一考えられるのが価格を下げて行く事かも知れませんが、それでも難しいのと感じてしまいますから、この先この悩みは絶えないのでしょうか。
『地元を愛せる場所と思える街創りが良いですね。』
私は県立川之江高校の卒業生で、当時の生徒数は一学年405名ほど。ところが今年の定員は200人で、しかも志願者数は49人との事です。思わず目を疑いました。よくよく調べて見れば愛媛県全体での定員が8,590人に対して志願者数が4,106人だと言う事ですので、なんとも信じ難くも有り、しかしそれが真実、なんとも淋しいばかりじゃありませんか。地方創生云々の以前に、地元には将来の地元を支える人材が無くなる可能性も有るのではないでしょうかね。
先日テレ東さんの番組で‶家ついていっていいですか!″と言う番組を見ておりますと、青森の人口二万人ほどの浪岡町に住む青年のインタビューで、その彼がとても好感が持ててインパクを受けました。彼が言うのは、東京都か大きい都市へのあこがれについて聞かれると「東京より青森かな、地元で作った食い物が美味しい。」とし、「津軽弁でしゃべれる事に安心する。」と、彼の地元愛の強さには頭が下がりました。彼にはそれだけ地元を愛せる大きな理由が沢山有る訳で、「あれもないこれも無い場所だけど、自分を育ててくれた場所だから、離れたくはない。」と言い切れる姿はとてもカッコ良く見えました。将来はお爺さんが続けるリンゴ農家を継いで行きたいと仰ってましたので、間違えなく浪岡町でずっと頑張って行かれる事でしょう。もちろんそれは彼に限った事なのでしょうが、あの番組を見た若い方達に対する、何らかの信号は伝播出来たのではないかと信じております。
生まれ育った地元を愛せる事のすばらしさを、今日本各地の「地元」で頑張っておられる‶若人″の方々に感じ取って頂き、その土地に根付いて頂ければと願うばかりです。もちろん、一度は外の空気を感じて行かれる事も大切でしょうが、後には‶地元″に拠点を置き、何らかの形で滞って頂きたいものです。
仕事柄地方創生等については日々考えさせられておりますが、実際はかなり難しい課題ですね。少子化が止まらない中、若い方々は地元を離れ、都市部に出て行かれる。この頃土地や実家を手放せる方々もほとんどが、関東や関西に居られる方が多く、地元にはお墓さえも残されてない方も見受けられますので、何ともし難い所だとつくづく感じておりますね。それでもここ瀬戸内と四国山脈にはさまれた街、四国中央市でなければ感じられないモノが有るでしょうから、またそう言った部分だけでも発信できればと思いますね。
そこで今はやりのChatGPTに訪ねて見ました「地方創生について」その答えの最後の注釈には‶単なる「地方振興」ではなく、「地域の自立」と「持続可能な発展」を目指すことが重要です。地域ごとの特性を活かしながら、デジタル技術や新しい働き方を取り入れ、多様な人々が関わる仕組みをつくることが、これからの望ましい地方創生の形といえるでしょう。″と。新しい働き方、、、か、何か良い方法が見つけられない物かと考えますね。
『マスク氏の言う通り、この先には国が消滅するのでしょうか?』
中国の新興AI企業Deep Seekが開発した生成AIによって、NVDAの株が急落しているそうです。今の世の中AI関連の進化は目まぐるしい勢いで進んでおり、中でもやはり先頭に立つのが中国では無いかと感じます。
私の回りにも中国を母国としている知人が数名居りますが、その方達の燃え滾る熱量にはいつも驚かされますね。どなたもギラギラと目力が有り、体中からその勢いというもが感じ得られます。私なんかは惰性で生きていいる感じなのですが、彼等は違いますね、いつも何かにチャレンジしているのだと感じ、話をしていてもその‶器″の大きさが伝わってまいります。
やはり大陸育ちの方々は、いつ何時他者によって足もとをすくわれるかも知れないと言うような、危機感を覚えながら生きて居るのではと感じる時が有ります。ビジネスのやり方を見ているととてもシビアですね。商売には妥協が無いと、いつも感じさせられます。そう言ったDNAは日本人には見られない傾向かも知れないと思う時が有ります。
我々(私)どちらかと言えば‶仲良し主義″かと、もめる事が嫌いで、少々の事は目を瞑り許しながら、付き合いを大切にしている訳ですが、彼等はそのあたりの線引きはキッチリしておりますね。ビジネスではとても細かくて、ちょっとした事でバチバチ火花を散らしてでも自我を通そうとする、負けてたまるかと。そう言った感覚でビジネスをされている姿は、やはり私には到底マネできないとそう感じさせられるケースが多い気が致しますね。
この前も中国国籍の知人と話をしておりますと、その彼は日本に来て20数年経つ中で、永住権を獲得し現在二つの会社代表をしておりますが、今現在45歳という若さでありながら 、50歳に成ったら引退をし、のんびり過ごそうかと思っていると計画しているそうでした。若いのに随分としっかりしているなぁと感じさせられます。その彼もIT関連には長けており、パソコン関連の操作については目を見張る技能をお持ちです。その彼の話によれば現在の中国経済はかなり不安定で有りながらも、やはりIT関連の技術の進化は他国には負けないレベルだと言い切っておりますね。
そう考えると現在の日本企業には到底追いつけない所なのでしょう。台湾企業のTSMCも然りで、日本はそう言うものには‶おんぶにだっこ″され続けてしまうのかと、少々悔しくも有りますね。日本国内の若い知能がどんどんと海外に流出しております。このまま放って置くと日本の将来は見えて来ないとそう感じております。
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