「集落活動センター・シンポジウム」
昨日、高知市で行われた「集落活動センタ―推進シンポジウム」に参加させて頂きました。これは高知県内で推進されている地域活性化対策について、今後の道標となるヒントを見つけられる討論会で、講師には「月刊誌“ソトコト″編集長である、指出一正氏。そして、高知県中山間地域活性化アドバイザーをされている、明大教授の小田切徳美氏がコーディネーターとして開かれました。
まず、この講義でのキーワードとなったのが『関係人口』、各地域に住まう方々だけではなく、その地域の方々の活動などに対してシンパシーを感じた人々が、あるタイミングでその地域活動に参画する事です。その地域に訪れた老若男女達が、何かしら各々の心に響く物を発見し、その集落のを包むすべて、川や青空の自然に包まれた中でおくられる人々の息使いにさえ、忘れ去られていた事に気づかされる。そして、リピーターとなって何度となくその地域に足を運ぶ事だと思います。
もう一つ指出氏が話された中で“ローカルを突き詰めて行く”と言うフレーズですが、なるほど、マイナスイメージなワードであるローカルを逆に活かしてみるのも面白いと思いました。
明大教授の小田切氏がこんな事を仰っておられました。「関り価値の発生」・仕事の場、雇用の場が有る地域よりも、何かしら新たな仕事を創って行く事が出来る土壌に、意識や志の高い人々が引き寄せられて行くのではないだろうか。と、
何かに感銘しその地域に・起業・継業・移業して頂く為に、これらをサポートするシステムが必要ではないかと言う事です。
仕事柄色んな地域の方々の、その土地に対して抱かれている不安や心配事を耳にする事が多いのですが、何でも良いからその思いを外に発信して行く事で、それにシンパシーを感じた個人個人が、思いを寄せて頂く事から始められたら良いと、そう思います。
地域活性化、そこに住まう方々さえ忘れていた“何か”を、ぶらっと訪れた人が発見し、それが大きな実を結ぶ事も有るのではないでしょうか。
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