えっ80代の....オンナに...??
..........オンナ....イエお婆様を口説いた....豪傑が居たのデ...。
いはやは何トモ...何とも...。
一体どんな豪傑...爺さんやら??
その日、駅近くの花屋の店先をじっとみていたオバア様が居て。
そこへ、つと近寄ってきたオジィサンが、少し腰をかがめて言ったトサ。
「さっきから何を見てるの、いやに熱心だね」
「えっいや、ダリアが可愛くてね帰りに買おうと思ってね」
−−そう。実はこの店はねえ、先代の爺さんがなくなってさ、
今は、ほらあの兄ちゃんがやってんだけどサア。
−−まあ時間があったら、駅前の喫茶店でお茶でも飲もうよ。
−−−結構美味いコーヒーがあるんだ。
−−そう。私も結構コーヒーは飲むのよね。
ってな訳で、たいして急いでもいなかったオバア様。
ぼんやりとコーヒーを啜っていましたノデ。
ふんだら、?
白髪のお爺様は、ここぞと見極めたのか。
耳元に唇を寄せて囁いたとサ。
−−あのさあ、これからホテル行こうか。
ーーえっホテルへ行って何するの?
−−そそりゃあ男と女で仲良くすることだんべ。?
−−ええ〜ッ私を幾つだと思ってるの。
−−男と女の事に歳は関係ないよ。
−−でも、そのサンダル履きじゃホテル入れないよ。
−−ビジネスホテルでも良いよ。
オバア様は少し向うのターミナル駅の、デパ地下でスイーツを
買う積りだったので、この日は外出着を身に纏っていたトカ。
この豪傑爺ちゃんは、その辺にくらっと来たのか。
−−じじゃあ今すぐ履き替えて来るから待ってて。
−−すぐだから、ホントにすぐだから必ず待っててよ。
と念を押してサッと店を出て行った。
オバア様は、昔は丸の内界隈でBG(OL)をやっていて、
それなりに、おしゃれな場所にも足を運んでいたものデ。
豪傑好き者ジジイが出ていくのを見送って、残っていたコーヒーを
ゆっくり飲み干して静かに店を出て行った。
微かな未練を感じながら...。
冒険した方が良かったのかな。...それとも...。
爺ちゃんは以前、商店街で五十代のおばさんに声をかけられた事が
あると言っていた。
ビギナーズラックの経験者...? 〇〇サンゴメンナサイ。
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