山にロマン
3月末の入居者の入れ替えもひと段落です。ミスなく入居していただけたと
思います。昨年にも増して、今年は移動が少なかったようです。 年々その
厳しさが増すのを感じます。 管理をしているとこの時期に管理物件を満室
状態にできない時には、 非常に疲労感が残りますが、オーナー様の大事
な資産、一日も早く満室状態にしたいものです。
最近、 高校時代の友達と酒を酌み交わす楽しい時間を持つことができま
した。男4人とその奥さんが一人、友人宅にお酒やつまみを持ち寄り、会話
に花が咲きました。 それぞれ50才を超えるこの時期になると、 話は昔と
違い老後の生活をどのようにしたらよいかなど・・・・・・時代の過ぎ行くのを
実感する次第です。 たまたま、4人の男たちの中でたった一人のサラリー
マン (その他は自営業) は定年後、 山で友達とくつろげるそのような場所
を作ろうと提案
みんなで
「やりましょう」と声をかけるが、
他の3人は賛同せず、まずは
「お前が先に行動を起こしてみろ」と、
盛り上がる会の終盤の1時間ぐらい、彼の熱弁をききつ、
お酒の心地よさに、以前とは違ったものを感じていました。
昔、親父たちを見ていて、「酒によって、何そんなに顔を赤くして力んで話を
するのか」 理解できませんでしたが、私たちもその時代になり、ふと・・周り
で見ている人がいたなら、私たちのその姿を見て、
「昔、あなたたちが冷笑してたこと、今、あなたたちもしているのですよ」
と 「あなたたちも年がいったのですね」 と・・・・・
さて、どうしたものか?
「青春はまだまだ続いている」とでも答えておきましょうか。
「まわりから、ゴチャゴチャいわれたくない」と睨んでおきましょうか。
会は山の話で花盛り、 無事に「山の話で楽しい花見 (楽しい宴で盛り上が
った) をしたのですが、「室蘭測量山桜ロード」の花見には、 まだまだ時間
がかかりそうです。桜花をつまみに、楽しい酒を何時間でも酌み交わしたい
ものです。
「それぞれの男たちのロマン」、さて、どのようになるか楽しみです。
「開花宣言」
寒さも和らぎ、だんだんと春の装いへと移り変わろうとしている今日この頃、
みなさまお元気でお過ごしでしょうか。さて、つい最近中古住宅を売買しま
した。築40年経つ物件です。 このようなケースは今回初めてだったので
すが、 越境して隣の土地にはみ出している建物等が、 3箇所ばかりあり
非常に驚きました。売主・買主双方とても良い方たちだったので、話し合い
により合意を取り付け売買をしました。さてこれで一件落着と思っていたら、
引渡し後に水が出ない「これは困った」とその対応に2・3日かかり大変で
した。これもまた経験です。 苦労の中に良い人間関係が生まれるはずと
思いまた仕事に励みます。
さて、桜の花の匂いがすぐそこにという季節となり、開花予測も出始めまし
た。開花の対象木となっているのは、基本的に 「ソメイヨシノ」 です。その
土地その土地で、標本木があり ( 詳細には、全国各地約100ヶ所の気象
台や測定所で構内にある標本木を観測しますが、ないときは付近のものを
標本木に指定します。 ) その標本木の桜に 5 ・ 6 輪以上の花が咲くと、
その日が開花初日ということになるのです。「ソメイヨシノ」は、早咲きの桜
とされています。 しかし、 「 ソメイヨシノ 」 より早く咲く桜もありますし、また、
遅く桜も多数あります。 その土地の「開花宣言」がされたにもかかわらず、
桜がもう散ったあと、また、桜の開花は、まだまだ先というような状況も生じ
ることがあるのです。
桜の種類は、400種、600種とはっきりしませんが、
かなり多数の品種が存在することは確かです。
その土地その土地で、土地 ( 環境 ) にあった桜、また、昔から多数存在
する桜があるはずです。そのような桜を標本木とし、その土地・土地で独自
の「開花宣言」を行ってもよいのではないでしょうか。
一般的に南から北上する 「 開花宣言 」 は、春を告げる日本の文化となっ
ているの事も確かです。その桜前線に私たちが春を感じるのも事実でしょう。 しかし、「 日本の春の文化 」 とともに、「その土地の春の文化」もあっていい
のです。
ソメイヨシノに全国的な春を感じ、その土地の桜にその土地の 「 何かを感じ
る事ができれば・・」、また桜の見方が変わるかも知れませんし、その土地の
空気が以前とは違って新鮮に感じ、 躍動感を生むかもしれません。そこに
新たな期待をしたいものです。
奈良の都の八重桜、その真相は・・・
一昨日、沢山の雪が降り積もりました。窓から外を見ているとテレビから高校入試との声、そんな時期かなと思い、「ハタ・・」と室蘭工大の合格者発表も近いことを思い出しました。それぞれに一足早い「桜咲く」の合格通知が届きますようにと願いを込め、新入生が入居して、新たな場所で生活を送るそのためにお役にたつようにと思うしだいです。
桜は、今日も元気です。道内での桜の開花予想も出始めました。いよいよ「花咲く頃」まじかです。
「いにしえの奈良の都の八重桜今日九重ににほいぬるかな」
百人一首の歌の一つです。
意味を知りたくて古語辞典で調べ自分なりにその歌を訳しました。
「いにしえの」 ・・・昔
「奈良の都の八重桜」・・・そのままで
「今日」 ・・・そのままで
「九重」 ・・・最初は地名かなと思いましたが、辞典で
調べるとどうも宮中を表しているような
「いほいねるかな」 ・・・におってくるようだ
こんな感じかなと考えました。
「昔、奈良の都でにおっていた八重桜が、今日はこの場所でも匂って
いるようだ」ぐらいの意味かなと思いました。
さて、本当のところは・・・・・
なぜこの歌を思い出したか?
桜の品種で「奈良の八重桜」という品種があり、非常に気にかかったので
す。写真を見るに開花後は、きれいな白色の花を咲かせる八重咲きの桜
です。
「八重咲き」の桜を、一般的に八重桜といいますが、歌で読まれた「奈良の都の八重桜」が、「奈良の八重桜」と同じものなのかどうか。はたしてその真相は・・・
また明日も、花の匂いがしますように・・・・・
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