見る側・見せる側
管理するマンション・アパートの退去の際には、 その居室内を清掃します。
次の入居者に安心して入居していただく為です。 誰しも、ほこりの落ちている
アパート等に高いお金を払って、入居したくはないと思います。 また、その前
には、必ず内覧します。
その時に、「ほこりがたまっていたら」どうでしょうか。
普通のお客様であれば、良い印象はもたないはずです。 それは、契約とは
ならず、手数料をいただくことができません。つまりは、お客様に物件をご紹
介した行為を無にすることに繋がるでしょう。
契約を取れないのが、
ほこりがたまっていたせいだと、言うのではありません。
最低限お客様をご紹介できる環境を整えていたかどうか。 そこを再度考える
必要があるのではないでしょうか。ほこりがあるために、他の物件と差別され
たのでは、あまりにももったいない気がするのです。他の物件と対等に競争
できるように、
まずは 「床磨き」でもしましょうか。
やっと、測量山の私たちが育てる幼木も開花しました。この時期になると忙しい
もので、育てる樹木も気になるところではありますが、 やはり、 それぞれの桜
の名所と呼ばれるところの花の咲き具合が気になるものです。
先日、新ひだか町の「二十間道路桜並木」を見に行きました。 桜の咲く時期に
見るのは初めてです。 小雨の日でしたが、そのスケールの大きさに驚きまし
た。桜の樹木も立派なものですが、その樹木の間から、山すそや海の方向に
広々とした空間が広がり、 桜並木をうまく演出しているかのようで、 その光景
まさに北海道の原風景というようなものでした。
見る側の人からみれば、 桜という樹木はもちろんですが、その周りの光景が
インパクトがあればあるほど、 その脳裏へと深く記憶がきざまれるのです。
それは「その桜」という樹木の存在価値を高めることにも繋がるような気がします。
一方、見せる(育てる)側からすると、 その樹木に愛情を注ぎ育てた1年の、
その集大成を見ていただきたいのです。 その1本1本の樹木の成長を見て
ほしいのです。しかし、私たちが
「一生懸命育てています。」といって、
見る側の人達が見に来るでしょうか。
やはり、見ていただく、見る側の人達に見ていただいて、私たちの1年の成果
も評価されるもだということを考え、 維持管理する必要があるのではないで
しょうか。
見る側のお客様がどのように思うのか。
見せる側も 「よ〜く よ〜く 」考えた方がよろしいのでは・・・・・
先日、桜の品種で「楊貴妃」をご紹介しましたが、日本的な女性を象徴するか
のような、品種をご紹介します。
『 手弱女 』です。頼りない女性と読まないように・・・
強く勇ましい益荒男(マスラオ)対して、
手弱女(タオヤメ)は、しなやかな女性
* 手弱女は、花弁が15から16枚で、外側の花弁と
内側の花弁でその色が違い、その先端でさらに色
が多少違うと紹介されています。
その色のかかわりあいが、「しなやかな」なのか、是非見てみたい
ものです。
桜の5月病?
最近、入居者から「急にブレーカーがおちて、真っ暗なんですが・・・・」、「居室のカギをなくしたみたいなので、どうしたらよいでしょうか」とか昨年もそうでしたが、今年もまた、新年度となり、環境の変化か、このような時期特に多いように見えます。
さて、測量山のソメイヨシノは、開花まじかです。北海道の南の名所でも、開花をしたとの事でした。 測量山では、昨年のこの時期には、すでに咲いていました。
「今年の冬は、雪が多かったモネ。」とか
「春先に温度が上がんなかったモネ。」とか、果たしてその影響なのか?
ある人が笑いながら、
「今はまだ桜が咲きたいと思っていないんだよ。桜は咲きたいと思った
時に咲くもんだ。」と
「 なるほどな 」 と感じました。私たちは、桜の日々の変化に、いつ咲く・いつ頃
咲くと考え、今か今かと花の咲く日を楽しみにしています。しかし、桜はどう思っているのでしょうか。 冬の眠りから覚め体調を整え、 蓄えておいた栄養を使い、 開花の準備をし、花を咲かせるのです。たしかに、天候にも左右されるでしょう。そのために冬の眠りから覚めるのが、遅くなることもあるでしょう。でも、
桜は、自分自身でそれを感じ、いつもと変わらぬ準備をしているのではないでしょうか。桜は、私たちの思いを
べらんめー調で
「ガタガタ外野が騒ぐんじゃーねーよ。べらんめー。いつ咲こうが、
おいらの勝手じゃねーか」と
桜の品種にもある 楊貴妃 調で
「みなさまがたに、いろいろお気遣いいただき、誠に申し訳ございま
せんが、わたくしは、わたくしで一生懸命がんばってございます。
いましばらくのご辛抱を・・・」と
いやはや、よくよく考えると、花咲く桜を待つ方が病気なのでは・・・・
5月の桜花を待つ5月病と環境の変化の5月病、それぞれに違いはあると思いますが、それぞれの5月病
「スッキリ」とする日が来ますように・・・・
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