測量山の桜 Season2 〔 まぐれの桜 〕 上編
昨年のSeason1に続き、測量山の桜を紹介します。
自宅の庭で、桜の苗木を育てるようになって数年した頃、
多少は勉強し、いろいろと知識を身に着けていたころ、
何かの事情で、桜が枯れるような時、
『どのように対応したらよいか』と考えていました。
その1本(1種類)しかない桜が、朽ちたらどうすること
もできないのでは、何とも歯がゆい。
ましてや、それぞれの人の思いや努力がうかがえる桜と
なれば、より一層その思いが強くなります。
そんな時、ふと頭に浮かんだのが、桜の接ぎ木です。
接ぎ木して、その木を次世代へ残すことはできないも
のかと考えたのです。多少接ぎ木に関しても、書籍や
ホームページ等で知識を得ていたので、挑戦しようと
思ってみたのです。
なんと、美しいお話
(そんな思いは、あったのですが・・・)
継ぎ経験は、あまりなく、切り継ぎでは、思うよな成果を
得られていない状況、そんな中で、
無謀にも1本の大山桜に芽継ぎをしました。
「やってみないことには、わからない
そんな思いで」
美しいお話がただの実験
(それはないだろう・・・)
とんでもない人ですネ。
書籍等を参考に、秋に行いました。成長の良い枝の芽を
継いだのです。活着しているかどうか来年になったら、
わかるだろうぐらいの感覚で、
ところが、樹木は大変偉い生き物で、
ある時、継いだ箇所を見ていると、赤く光って
見えるのです。
幼いころ見ていた、
ウルトラマンのカラータイマーのごとく
ウルトラマンの場合は、
赤色点滅になるとエネルギーが少なくなる
ことなのですが、
桜の芽は、それが生命の証しなのか?
北海道は、これから雪が降る冬となります。
継いだ芽が春まで持つかどうか、
そう思いながら・・
ちょうど、時間ととなりました。
また、お会いする日を楽しみに
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