腹がたったー 1 (1)
正装したお父さん・お母さんに、手を引かれて歩く小学生、新しいスーツと靴で胸を張る新入社員、春らしい光景です。新たな道を歩んでいく姿に、 将来になにも不安のない生活がまっていますようにと思い、自らも新たな気持ちで、「また、がんばるぞー」と、気を引き締めなおすところです。
さて最近、腹のたつことばかり、新年度のおめでたい時期に耳障りの悪いお話
で申し訳ありませんが、なにせ、「腹がたったー」。
先日、あるお客様を物件にご案内しました。まだ、所有者様がいらしゃる状態
で内覧させていただきました。売主サイドの不動産屋さんにも同行していただ
き、売主様に事情があるのを説明を受け、 それでは、 再度その時期に、もう
一度見せていただきましょう。そんなやり取りをし、最後に「現状では、1番手
でお願いいたします。」と約束をし、帰ってきました。次の日、物件をご覧にな
ったお客様に、資料をお渡しすることを約束していましたので、お会いしたとき
に、お客様より 「 今回の物件は、私も妻も気に入っています 」 買いたいと思
っておりますと、買受の申し込みを受けました。事務所に戻り、早速、売主サ
イドの不動産屋さんに 「 昨日のお客様が、買いたいとの事です。」 と連絡、
その時に、当方のホームページに掲載していたので、その物件には商談中
の文字を書き込むことの承諾を得ました。これで、売主サイドの事情がなくな
り、売買へとスムーズに行くかのようでした。買いたく思っていらしゃるお客様
も、1週間後ぐらいに再度電話で 「是非、購入したいものです」 とのお話があ
り、再度相手方の不動産屋さんにお話し念を押したつもりでした。それから1
週間後、「手付けが打たれました」との事、話が違うのでは・・・・の問いにも、
手付けが打たれたから仕方がないとの一転張り、非常に 「 腹がたったー 」
相手方の不動産屋さんの対応にも私自身心の中で「何かがおかしい」とその
不動産屋さんにも立ち寄り、確認をしたしだいです。それにもかわらず、この
ような事態、不動産屋として
「お客様に多大なご迷惑をおかけしたことに、心からお詫びを申し上げる
しだいです。」
事情をお話するために、お客様と連絡を取りましたが、 なかなか連絡がとれ
ず、やっと連絡が取れたのは、1日半がたった日の午後、会社会議で札幌へ
出張していて連絡を取れる状況になったとのこと、 明日は土曜日で会社は
「 休み 」、それでも、今日中に帰蘭するので「明日にでも事情を伺いたい」と
のことでしたので、次の日事務所に来ていただきました。
事情を説明した後、お客様から
「木村さん申し訳ない 『 妻と相談した手付けを用意してきました 』
これで私の方が、先に手付けをうったと売主様に話していただけな
いか」とのこと、涙の出る思いでした。
なぜなら、相手方の不動産屋から「手付けが入った」と連絡を受ける
1時間前、買おうとしていらしゃるお客様から
「手付けを打ちましょか」と
電話で、相談を受け、
私は、相手があることなので、相手方の不動産屋さんにもお話をして
あるのでと、電話をきったばかりだったのです。
物件を買おうとしているお客様は、よい物件であればその場所で将来の自分
たちの生活を考えているのです。そのためにいろいろな物件を見て、自分た
ちの夢を実現できる住宅を探しているのです。そこで
「やっと自分たちの夢が実現できる物件を見つけた」
そんな時に、「1番手」でと約束したにもかかわらず、
「手付けを先にうたれました」では、済まないのです。
お客様の思いを大事にし、売買の成立に尽力するのが不動産屋の役目で
す。 その思いを実現させるのが役目なのです。そのためには、お客様の
意思を (心を) 第一に考えることが大切なのではないでしょうか。 今回の、
私の一連の行動等は、売主様には、相手方の不動産屋からお話されてい
ないように思えます。
本来、契約とは、一方の「申し込み」に対し、他方の「承諾」があって成立する
諾成契約です。両当事者の意思の合致により、成り立つものです。その契約
を確かなものとするために、看板を掲げ商売をしているのです。 それが不動
産屋の使命だと言っても過言ではないと思います。 そもそも、それを実現さ
せることが出来ない不動産屋は、市場から退場した方がよいと思います。
私の事務所に今回の物件を買おうするそのお客様が来た日には、今回の件
に関し、さまざまな状況の変化等があり、何回かの電話のやりとりのあと、奥
様と一緒に、再度私の事務所にみえられました。
お客様なりに今回の経緯を確認し、その状況を把握したとの事でした。
そのときのお客様の言葉
「木村さん、言いましたよね。私たち1番手でお願いしますねと」
「それが、なぜ2番手なんですか?」
返す言葉もありません。お客様に「売買に対する怨念を植えつけさせるような
行為」をしたことを、一生胸に刻み二度とないようにしなければならないと思い
ます。
それにしても、相手方の不動産屋
あんたも、子供を持つ父ですよ。「子供に、うそを付いてはいけません。
約束は守りましょう」と教えませんでしたか。あなたと私の不動産屋として
の約束は、どうなったのでしょうか。
不動産屋として、「怨念」をもたれるような行為をしてはだめですね。私も反省
しています。自分自身が非常に情けなく思います。
* 一方的な物言いで申し訳ありません。相手方の不動産屋の言い分も
斟酌していただければと思います。
つづきがありますので、宜しくお願いいたします。
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