2019/07/19 12:27:19
「5G」で地方の基地局 KDDIとソフトバンク 一部で共有へ
次世代の通信規格「5G」のサービス開始に向け、ライバルのKDDIとソフトバンクが地方の基地局を共有してネットワークの整備を進めることになりました。
来年実用化される5Gは、高い周波数帯が使われるため電波の飛ぶ距離が短く、これまでよりも大量の基地局を整備する必要があります。
5Gの電波の割り当てを受けた大手携帯4社は、今後5年間で全国に7万か所に基地局を設置する計画で、合わせて1兆6000億円もの設備投資を計画しています。
このためKDDIとソフトバンクは、互いの基地局を一部で共有して、5Gのネットワークの整備を進めることで合意したと発表しました。
両社は、基地局の設計や工事を行う管理会社を設立し、共同運用を検討することにしています。
ことしの秋から北海道の旭川市や広島県の福山市などで、基地局を共同運用する実証実験を行って通信の品質などを検証するということです。
両社では、共同運用は2社に限定せず、NTTドコモなど他社の参画にも「オープンに対応したい」としています。
5Gの実用化をめぐって総務省も、過疎地など採算が取れない地域では携帯電話各社で基地局を共有化するよう求めています。
2019年7月3日 19時08分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190703/k10011981151000.html
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