2010/11/22 18:00:37
風の余話
先週末、2泊3日で湖東三山と京都嵐山散策・京都御所見学・及び法隆寺秘宝展のツアー旅行に出かけた。湖東三山とは西明寺、金剛輪寺、百済寺である。いずれも天台宗の古刹である。境内地は広大で、参道が階段で長く、静寂なたたずまいである。仏法の修行には申し分ない環境である。しかし、旅行者には厳しい道のりで、足腰の丈夫なことが、参拝の条件であると思った。ツアー客の大半が高齢者であり、皆、息を切らせながら、参道を上り下りしていた。私達夫婦も無事三古刹を参拝出来た。紅葉はいずれも見頃であった。赤や黄色のもみじが本当にきれいであった。金剛輪寺の長い参道には千体の地蔵尊が風車を持って出迎えてくれていた。特に印象深いものがあった。夜は琵琶湖大橋近くのホテルに宿泊。
2日目は京都御所の秋の一般公開を見学。広大な御所内を見学した。紫宸殿前の左近の桜、右近の橘には、改めて感激。巨大な木造建造物群であるが、人が住んでいないためか、桧皮葺きの屋根などは痛みの酷い箇所があった。順次予算を組んで補修していく計画のようである。材料の桧皮が準備と整うのに時間を要するとのこと。天皇陛下が京都御所を住まいにする時代は来るのであろうかとふと考えた。警護の問題、生活様式の変化等々が有り難しいのであろう。午後は嵐山、嵯峨野を散策。大変な人出で混雑。貸し自転車を借り、前回は見学できなかった、嵯峨野の奥まで見学できてよかった。
続は明日。