風の余話
今日は休日。静かな日である。
7月も今日で終わり。月後半は連日の雨である。庭の百日紅が今年は「うどんこ病」も出ず、元気に花を次々と咲かせてくれて夏らしさを演出してくれる。しかし、暑い日差しの日が少ないので風情がいまひとつというところ。今夏は蝉の声も少ない。例年庭の木々に今頃は「蝉の抜け殻」が沢山見られるのだが、今年は2,3見ただけ。蝉の泣き声を聞かない訳である。我が家の庭だけの減少であろうか。やはり暑さが程々にと思う今日この頃。
風の余話
我社は創業当時に損害保険代理店も兼業していた。損害保険代理店資格取得のアドバイスをいただいたり、その時代に良き相談者として力になっていただいた大手損害保険会社のA氏。「このたび大阪支社を最後に定年退職した」旨の挨拶状が届いた。大変誠実で温厚な人であった。駆け出しの代理店主の初歩的な質問にも嫌な顔一つせずに対応してくれた人である。損害保険の専門知識豊富で当にプロフェッショナルであった。「第2の人生を楽しんで欲しい。」旨の返信を早速出したところ。
午後、妻と過疎の山村のN氏宅訪問。元気な姿を見て一安心。しばし歓談し、野菜をお土産にいただきき帰宅。
風の余話
今日は、朝一番で約束してあったお客様宅訪問。農業経営の傍ら、自己啓発にも励む方。多趣味で俳句、水彩画と多才である。仕事の話の前に、趣味の話の後、福島原発の放射能汚染の問題等が話題になった。当地高崎でも農家の人は大変に危惧の念を抱いていることが改めて判った。安全神話を吹聴した政治家はじめ、国、官僚、東京電力等に対する不信感は大きい。温厚な人のいうことなので説得力があった。
お客様の案内で農地を見て回る。国費を投入して成し遂げた圃場整備、土地改良区域でも雑草の生い茂る耕作放棄地目につく。農家の抱える問題を改めて考えさせられた。農業経営者の高齢化、後継者問題、他等々。解決策を立案している人達には頑張って欲しい。農業政策はこの国の未来を左右する。
夏休みになって、孫達が先日は泊まっていった。賑やかな夜であった。今日もやって来て、にぎやかにした後、台風のように帰って行った。寂しくも有り、ホッとするところもある。元気なのでなにより。