風の余話
群馬県の事業で、子育て世代、子育て家庭を応援する事業である「ぐーちょきショップ」の募集を知った。長女から「ぐーちょきパスポート」のあることは良く耳にしていた。彼女の家族も良く利用しているらしい。
「ぐーちょきショップ」はこの事業に協賛する企業、店舗ということである。今回当事務所もこの事業に協賛してみようと今、準備中である。
車を運転中、ラジオで耳にしたが佐久地方の「とおかんや(十日夜)」の行事を取材した模様を放送していた。群馬県でも、私も子供の頃行った思い出がある。11月10日頃と記憶している。稲藁を束ねて固く縛り、藁鉄砲を造り、それで地面を叩きながら、村の家々を廻った。稲藁の中に、サトイモの茎を入れて束ねると、更に良い音が高く出るというので工夫を重ねた記憶もある。地面を叩く事でモグラの駆除に結びつくという事もあった。
子供たちは「とおかんや、とうかんや、とうかんやはいいもんだ。夕飯食ってぶったたけ」と大声で歌いながら、ありったけの力で地面をたたいたものだ。(掛け声は佐久地方は少し違っていたようだ。)
今は稲刈りもコンバインで行う時代。稲藁はたちどころに稲屑となって粉砕されてしまう。稲藁を手に入れるのも困難な時代。こうした伝統行事も廃れていくのも時代の流れであるが、寂しい気もする。
風の余話
昨日、現地調査、重要事項説明書、契約書作成やら多忙の一日であった。夕方、パソコンに向かって作業中であったが、その時、大きな地震発生。昨年の3月11日の大地震を髣髴させる大きな揺れには驚いた。急いで、ストーブの火を消し、表へ避難。家も、地面も大きく揺れ、電線も大きく揺れて怖かったが、直ぐに頭を過ぎったのは、原子力発電所のことであった。福島第一原子力発電所の痛んだ建屋、痛んだ配管等々が損傷し、放射能が漏れ出していないか、もう関東地方一帯は住めなくなるのでは、群馬には住めなくなるのか等々大変心配した。幸いそのような大事には至らなかったようだが安心は出来ないのが、現在の状況である。
今日は太平洋戦争開戦の日。最近、野坂昭如の「蛍の墓」を2回目のチャレンジで読了した。戦争中の幼い兄妹の戦争孤児の悲しい物語である。アニメーション映画にもなり、テレビでも放映され、高名な作品である。私もこの映画は何度も見た。
しかし、小説は発表当時読み出したが、独特の文体で、どこまでも句読点も無く続く文章に嫌気がさし、途中で放り出してしまっていた。最近、再チャレンジし、何とか読み終えた。年を取り我慢強くなったのか、作品の持つ力が理解できるようになったのか。幼い兄が、飢餓に苦しみながら、妹を庇い続け、力強く生きていく。その兄妹の愛に感動。戦争の悲惨さを改めて考えさせられた作品。
風の余話
今日は寒い一日であった。今日は「秩父夜祭」の日。独立前のサラリーマン時代写真に熱の入っていた頃は何度か撮影に出かけたものだ。寒さで思い出した。
来客対応。市内の老舗の某不動産会社社長さんから自著の本を頂く。日々のコラムをまとめたもの。良くまとめて出版にこぎつけた。努力に敬服。自分も生きた証に写真集を出したいと考え撮りためているが、いつになるのか?
仕事の合間に年賀状印刷を始めた。そして、年末恒例挨拶とカレンダー配布を始める。月末は日程が詰まっているので早めに社員と手分けして始めた。