2013/11/20 7:24:20

風の余話

 昨夜、当地上空は午後5時頃から9時頃まで航空機の爆音が続いた。我家の愛犬コロスケはずっと恐怖の為、私に張り付いたままであった。


 米軍横田基地の軍機の飛行訓練であるようだ。最近しばらく無かったが、昨夜は又始まった。しかも時間が長かった。県や各市には苦情の電話がその都度あり、防衛施設局に苦情が上がっているようだが、全く無視されているのが現状と言う(市の当直者の話)。米軍兵士は日本を守る為に訓練飛行を行っているということなのであろうが、夜間の長時間は自粛して欲しいものだ。


 考えてみれば、独立国で、自国の首都に他国の軍事基地が広大にあるのは他に例があるのだろうか?。又、他国の軍機が自国の空を自由にに飛びまわり、苦情も言えない、飛行を止めることもできないという独立国は世界にあるのであろうか?日本は未だ???。


 と言うように国家のありようを考えさせられた夜であった。





2013/11/18 8:29:19

風の余話

俳人金子兜太氏講演続き。


 昭和18年夏、東京帝大繰上げ卒業の後、海軍主計中尉として、トラック島に従軍。ミッドウエー海戦で敗戦し、補給路を断たれていた為食料、武器は皆無となった。ゼロ戦200機壊滅、輸送船20数籍沈没という状態であった。


 武器が無いので、手榴弾を皆で手製して、そのテストを行うことになった。軍人ではない、工員(日本から一旗上げようとしてきている人たち)の中から志願者を募った。その工員が手榴弾が不良品であったため誤爆し、即死。その時むごたらしい死体をみて、戦争の無残さ、ばかばかしさを痛感したという。


 食料無いので、沖縄出身者が持ってきていたサツマイモ作りを軍でも行ったが、夜盗虫が発生し葉を全て食べられてしまい結局不作となり、餓死者続出する。


 非業の死を遂げてしまった人を多数見てきた。軍人が死ぬ時、「天皇陛下万歳」といって死んだ人はいなかった。そのことを軍の幹部の人たちも知って、最後は、「家族の名を言って死ぬように」と戦意高揚するよう訓示したという。


 人が残酷な死で死ぬことの無いように、皆、自然死を遂げられるようにと話していた。


 





2013/11/17 7:20:11

風の余話

 昨日、俳人金子兜太氏の講演会を聴講。氏1919年(大正8年)生まれの94歳。現代俳句会の第一人者である。最近、写真家江成常夫しの「鬼哭の島」の中に氏のトラック島での戦争体験記事を読んでいたので、今回の講演を楽しみにしていた。 94歳とは思えない兎に角元気な人。現在のニュースから考えさせられること、戦時中の従軍体験等を1時間半ほど話された。


 アメリカの無人飛行機がパキスタンでアルカイダ掃討作戦で使用され、民間人を多数殺傷した。その操縦は遠く離れたアメリカ本土で行われている現実。ロボット兵器が登場し、原子力も武器化し兵器となり人間を無差別に殺傷する。科学技術が武器化する時代。これを防ぐには、「人間の心」しかない。これが最強の平和の防御壁(力)となる。日本人は技術的に優秀な民族。武器製造能力優れている。これが輸出されていても鈍感である。これを防ぐにはやはり「心」しかないと説いていた。


 現国会で審議中の「特定機密保護法案」については、昭和の15年戦争の時代の治安維持法(大正14年制定、昭和3年改定)、国家総動員法の時代が蘇る。言論の自由が抑圧される時代が来るのではと危惧しておられた。この時代俳人も弾圧された。弾圧された川柳作家鶴あきらの「手と足をもいで丸太にしてかえし」が紹介された。


 関連して、道徳教育に国の関与が強まることについては「教師の人格」こそ大切。人格の優れた教師を見て生徒は育つものと話されていた。






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