風の余話
今日は大晦日。
今年後半は景気が上向いたというニュースが連日流れているが、田舎の小都市の不動産仲介業者は実感は無い。我々の仕事は地味なものだ。根気良く続けることと考えている年の暮れである。
連休に入り夜回り先生水谷修氏の著作「いじめを断つ」を読む。学校でのいじめが社会問題になって久しい。最近でも滋賀県大津市の男子生徒が自殺した事件は記憶に新しく、新聞、テレビで大きく報じられた。
夜回り先生は今、学校で起きているいじめを3類型に分析。「不健全な人間関係」「人権侵害」「犯罪」とし、学校が対応できるのは「不健全な人間関係」だけであり、他は、法務省人権擁護局、警察で対応すべき事案と分類。
いじめられる子もいじめる子も不幸。その中で学校現場の教師、校長先生の果たす役割の大きさ、大切さ、教師の人間としての力量が問われる。
世の中には底辺で世の中を良くしようと活躍されている人がいるものと夜回り先生に敬服。
我家も子供は皆社会人と成り、学校とは直接かかわりが無くなったとは言え、孫が5人おり、日本中の学校からいじめを無くしていくために自分に何ができるか考えたい。来年は暗いニュースの無い年にしたい。
風の余話
昨日は年末恒例の我家の餅つき。長女一家、と次女の長男(迎えに行った)が参加。次女夫婦は年末大忙しの為不参加。大阪の長男家族は帰省したがっていたが、子供も誕生したばかりで風邪等病気されては困るので今年は不参加。
餅をつき、あんこ餅、きなこ餅、大根をおろして辛み餅を食べ、焼肉も食べ、うどんも食べと皆おなか一杯である。長女の孫二人の食欲は小学生ながら我々は太刀打ちできない。
賑やかな歳末行事であった。今年も無事過ごせたことを感謝した一日であった。
夕方、大阪の長男宅、東京の姉宅に早速餅を送った。
風の余話
昨日は古い友人から、自宅庭に実ったみかんを沢山いただく。食してみると群馬産とは思えない程の甘み。家族一同驚く。今年は夏の気温が高く生育に適したのであろう。友人が言うには肥料も今年は充分与えたので気候とあいまって甘い実を沢山つけたのだと話していた。なるほど、手をかければ成果が出るものと感心。
その後しばらく写真談義に盛り上がる。
昨年のクリスマスイブは長男の結婚式の日。早いもので1年過ぎてしまった。大阪の帝国ホテルであった。子供も授かったので幸せな家庭を築いて欲しいと願った夜。
子育ての時期には、クリスマスプレゼントは何にしようかと頭を悩ませたが、子供も巣立って、老夫婦二人だけの何もない静かな夜であった。