風の余話
昨日午後「かみつけの里博物館友の会」記念講演「近代群馬の基礎を築いた県令楫取素彦」−吉田松陰との絆を生かしてー
と題して楫取素彦顕彰会 会長 中村紀雄先生が話された。
楫取素彦は初代群馬県令として明治9年着任した。長州 萩の藩医の次男として生まれた。同時代人に吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎等がいた。これらの人々と深く交わり、学びあった。吉田松陰の妹を妻とした。(この妹が来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公」
群馬に着任し、教育に尽力した。自ら松下村塾で指導あたったことが生かされた。また、世界文化遺産登録が6月になされるという「富岡製糸場」も彼の尽力が無ければ既に取り壊されて、今日の姿は無かったのである。
又、廃娼運動にも尽力した功績は基本的人権尊重の考え方の先駆となった。
来年の大河ドラマが楽しみで待ち遠しい講演会であった。
風の余話
建設業関係の書類作成を連休前に仕上げたいので頑張っているところ。
先週末、写友と埼玉県小鹿野町の春祭りを取材に行く。この春祭りの撮影は初めてである。秩父の山間の小さな田舎町には伝統歌舞伎の上演舞台が有り、この日も上演されていた。山車2台、笠鉾2台が町内を巡行して賑やかであった。午後には流鏑馬も披露され盛りだくさんの行事が行われていた。
小さな町で、過疎かも進んでいることであろう。しかし、この伝統文化行事を保存、継承して行く上での苦労、特に財政的負担は大変であろうと、豪華な山車、笠鉾、歌舞伎役者の衣装等を見ながら、地元の人々の苦労、努力に敬服した。
各地で、獅子舞の踊り、神楽の踊り、山車の巡行等、人手不足で伝統行事が衰退して行くのを見てきているので、是非末永く継続、保存されていくこと願いながら終日たのしく撮影させていただいた。
風の余話
古くからの知人が亡くなり昨日告別式。2月の小生の写真展に来場していただいた。昨年病魔に侵され、退院後自宅療養をしていたという。今思うと病を押して来ていただいた。誠に感謝である。
農業の傍ら書道、俳句、絵手紙、水彩画と多方面で活躍されていた。多才の人であった。先日、自作の手造り句集を発行したばかり。これが遺作集となってしまった。今手元に有るが、大切にし、読み返しているところ。温厚、誠実な人柄が偲ばれる。
先週、11日に旧六合村赤岩地区の村社の宵まつり取材。車で通りかかった家が餅つきをしていたので撮影させていただく。蓬の入った草餅である。緑色の美しい餅に搗きあっがった。早速奥様があんこ餅に仕上げてくれたので美味しくいただく。有り難い。親切な方ばかりであり感謝。夕刻より、各家々の門に用意された行灯の花飾りに灯が点った所を取材。
夜は草津温泉マンション泊。草津は未だ寒い。